テーマ:ガンオケ白

投票ボーナス4 谷口&咲良

1999年12月20日より /*/  谷口が暴発で吹き飛んで拾い集めた吉田の指を病院に引き渡したのは、もう深夜だった。 目を逸らさず吐気を我慢して一緒に吉田の指を集めた渡辺と工藤は既に家に帰って、というよりも谷口が家に帰しており、病院から出た時は、彼一人の姿だった。 それは雪が降る中で。咲良は白い息を吐きながら谷…
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12日目(昼)35 崩壊舞曲(2)

谷口!気がつけ!! さくらつかさ@薄花桜 2006/12/14 12:01 /*/  谷口は気づいた。 谷口は咲良の頭を軽く叩いて、それでは行きましょうか。隊長と言った。 「谷口……」 遅れて、頭を手で防御して谷口を見る咲良。 「厄介になって飯ばかりくわせて貰うのもなんですからね。ここは一つ、我…
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10日目(夜)24 ガンパレード・オーケストラ(白) 4

 谷口は速度を、あげた。人間砲弾という風であった。 横山はしゃがんだまま目をあけた後、ついで立ち上がって谷口を追いかけた。 「待って、待ってください!」 「話は後でだ!」 足がもつれて倒れる横山。最近泣き虫なので、泣いた。 「置いて行かないで!」 戻ってくる谷口。横山を抱いて走った。 厩舎まで滑り込み。横山を下ろし…
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8日目(夜)23 ガンパレード・オーケストラ(白)(3)

 ロボはうわ、俺格好悪いと思いながら、こそこそと校舎に戻って中を確認した。 目標の人がいないのを確認して、厩舎に走る。  目標はいた。 包帯を巻いて丸まって寝ている紫苑の雷電、ジジの毛皮につかまってあきもせずもふもふしていた。 ジジが、顔をあげた。ジジは少し頭をさげた。 ロボは少し微笑んで笑ってやると、声をかけた。 …
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8日目(夜)20 真央の旅

とりかみさまのおはなし  その昔、エチオピアに未来を見通す瞳を持った女がおりました。 その見るところはことごとく真実となり、それゆえに恐れられ、一人遠ざけられておりました。  空を飛ぶ鳥たちはこれを哀れみ、伝令としてエチオピアの瞳の住まいに立ち寄ると日々の話を伝えるようにしました。渡り鳥はこうして生まれました。 エチ…
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4日目(夜)12 ガンパレード・オーケストラ(白)コース2

 鈴木真央は、幸せだった。 長い夢から覚めたようなその後、何もかもが嘘だったその後で、一つだけ。一番大切なものが現実として残ったからだった。 その名前を、佐藤尚也と言う。彼女を護る、ただ一人からなる騎士の軍だ。 彼女はただそれだけをもって現実に戻ってきた。現実は相変わらず彼女に冷たかったが、真央は、自分には騎士がいると、ただそ…
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ガンパレード・オーケストラ(白)コース1

一方その頃。青森。  佐藤尚也は、西日すらも閉ざすような曇った空を見上げた後、目を伏せた。 傍らには鈴木ファンタジアだったものがあり、なおくん、なおくんと言って、優しく笑っていた。 長い家路を、帰り始める佐藤尚也。 風は涼しいを越えて寒く、佐藤は襟を立てて風を防いだ。 「風邪引くよ、真央」 「ありがとう、なおくん」 …
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ペンギンの峠を越えて ED

 あの頃、工藤と咲良は二人であやとりをするのが日課だった。谷口が書類仕事を終わるまでの暇つぶしだ。 あの頃でも体力がなくて夜まで持たない咲良だったが、まだあの頃は、仕事や訓練さえしなければ、倒れずに過ごすこともできた。  ガミガミ咲良に小言を言うはずの谷口が全部の書類仕事を引き請けだしたのは帰り道に咲良が倒れてからのこと。工藤は…
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緑のオーケストラ本祭 原・ストライク(15) の裏番組事情 NOT石ボーナス

原がペンギンを掴んで立ち上がり、時間を稼ぐその間に、小太刀は原に頭を下げて仲間と撤退した。是空と笑って分かれた。今までお世話になりましたと、小太刀は是空にささやいて立ち去った。 ここから先は何度も考えていた。どんなことがあっても対応出来るほどに。 歩きながら小太刀は口を開いた。 「お前、最近勉強ちゃんとやってんのか、医者になる勉…
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緑のオーケストラ本祭 原・ストライク(13) の裏番組事情

 小太刀右京は仕事で忙しい人物である。本人曰くの、貧乏暇なし。 が、ここのところのエースゲーム(原作ゲーム)の出席率が妙に良く、あいつは仕事しているのかと、良くエース(原作関係者)間の噂話になっていた。 それも、小太刀はオールドゲームばかり狙って出る。 オールドゲームというと語弊があるが要するにすでに発売されたり、開発がかなり…
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BINGOボーナス4

 谷口と初めて寝たのは12月の18日だった。  ソファで咲良が寝ているのに気が付いて毛布をかけて、その後である。 「先生に連絡した?」  毛布をかけた工藤が言うと、咲良の青い髪に触れるかどうかで迷っていた谷口は結局触れずに顔をしかめて言った。 「ああ。とめてやれと。参った」 「いいじゃない?」 「俺が問題にしているの…
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NOTボーナス 緑の章(23) 白の章 Aの魔法陣

 工藤は、夢を見ていた。 馬に乗った谷口が現れて、自分を抱いて幻獣の群の中を疾走している。  工藤はその背に咲良が抱きついてないのだけが残念で、それが夢だと分かっていたが、嬉しさで、泣いた。 谷口が笑っていたからだ。 もう二度と見ることはないと思っていた、まろやかな笑みだった。 白いシーツに包まれた工藤は、金髪をシ…
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BALLSボーナス 白いオーケストラのセラ 12月26日

 今見れば、ありえないくらい古い道を歩いていた。 寂しくて、懐かしい。息が、とまりそう。全然優しくなんかない、バカみたいな時代。  あの時よりもずっと高い背のセラは、あの時と同じように白い息を吐いていた。 あの頃は制服を着て、地味な色のコートを来ていた。こっそりとリボンをつけて、それがおしゃれだと、思っていた。今は白い房のある…
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NOTボーナス ガンパレードオーケストラ白の章(39)

 谷口の心の誓いは、2時間で破れた。もっと正確には、咲良にあって4秒で崩壊した。 そっけなく挨拶する前に、なるべくこう、男女の距離を守りつつと身を引いた瞬間、咲良が傷ついた表情をしたからだった。 「おはようございます……ってどんな表情しているんですか貴方は」 である。咲良の表情に、決意は口から出る前に行方不明になってしまった。…
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NOTボーナス ガンパレードオーケストラ白の章(38)

 工藤百華は朝早く登校するのが好きである。 なんとなく得をした気分になるからだった。ついでに言えば、この頃は野口とあまり、顔をあわせたくない。  作り物ゆえに綺麗で長い金髪を揺らして、工藤は鼻歌を歌いながら歩いている。 ちなみに歌は昔好きで今も好きな女性歌手の歌である。 この身体にもいいことが一つだけあるな。工藤は思っ…
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NOTボーナス ガンパレードオーケストラ白の章(37)

一方その頃。 午前6時。 雪の中の校庭の真ん中で、谷口は、正座して反省している。 結局前日はずるずると、日が暮れるどころか日が暮れて2時間の18時頃まで咲良の傍にいたからだった。 反省どころではない。 もう二度とあんなことはしまいと思っている。 ちなみにあんなこととは、犬の図鑑を見るから手伝え、待機といわれ、谷口は身体を…
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NOTボーナス ガンパレードオーケストラ白の章(36)

翌朝。12月17日朝。  気付けば、髪も解かずに倒れ伏して寝ていた横山は、髪を結わえるゴムのせいで髪を引っ張られる感じで目が覚めた。時間は5時。随分早い朝だった。  ゴムをはずして、頭を振る。谷口が口をあけて見ていた、熊本城攻防戦の英雄、芝村舞がそうしていたから始めた髪形。 でも谷口は何も言わない。自分は可愛くないと思う横山…
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ボーナス ガンパレードオーケストラ白の章(35)

 咲良が待ったのは、7分半である。咲良にとっては長い長い時間だったが、実際のところ航が豆腐屋の前を横切るよりもずっと速い時間に谷口は空先生の家までたどり着いていた。 横山を家まで送り届けて、いいから帰って!と言われると、じゃあ、なにかあったら連絡するんだぞと言った後割烹着を脱ぎ捨てて、谷口は全速で戻ってきていたのである。 今度は…
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NOTボーナス ガンパレードオーケストラ白の章(34)

一方その頃。  上田虎雄は、道を歩きながら死ねと言う声に押しつぶされそうになっていた。 ある時は笑いながら、ある時は冷たく、いくつもの声が上田虎雄を責めやんだ。 なんでそう言われるのか、上田には分らない。気に入られようとみんなに声を出せば、それが彼の立場を悪くする。助けを求めても、彼の為に発言する人間は、少なすぎた。 遠…
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感想・要望板0227

ついに新スレ突入です(笑) 満員御礼です。 ちなみにページビュー数は以下の通り。 ブログ全体 2500455 トップ、月別、テーマ別ページ合計 808302 記事ページ合計 1692153 今日中に記事だけで170万いきそうですね。 2005年12月の開設からこの数字は、中々です(笑)
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NOTボーナス ガンパレードオーケストラ白の章(33)

 今日は臨時の休みということで、渡部愛梨沙は喜んで佐藤尚也を追いかけ回すつもりだった。  あのイケズも、いつかは小学生の頃みたいに「ありさちゃん」と笑ってくれるかもしれないと、そう思っている。思っていると言ったら思っているのだった。  が、しかし。 家に帰ればお父さんは朝の配達で豆腐を台なしにしたことを黙って怒っており、そ…
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NOTボーナス ガンパレードオーケストラ白の章(32)

 一方そのころ。谷口は横山を抱いたまま走っている。 正確に言えば、抱くではなく、持って走っている。 親友を病院に連れて行くにあたり、一応女性である横山のどこにさわっていいか谷口は困ったあげく、腰の上あたりを両手で挟んで走ることにしたのである。 なかなか普通の筋肉でできる芸当ではない。 咲良なら三人並んで掴まってブランコご…
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NOTボーナス ガンパレードオーケストラ白の章(31)

 岩崎を見送った竹内は頭をかいて岩崎さんを怒らせたなぁと、考えて頭を掻いた。 何が悪かったのかを考える。 思いつかなかった。 竹内という人物は、そ端的に言ってう言う人物である。それで、10秒途方にくれた後、まあでも前向きになんかしなきゃねという気になった。 どうしようかと考え、追ってやっぱり遊びにいきましょうよと言おうかな…
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NOTボーナス ガンパレードオーケストラ白の章(30)

 隊長からと言う空先生から終日休みの連絡が入ったのは、全員集合なって三分後である。 集合ご苦労様、訓練は万全ですという話だった。無論、そんなことを当の本人はしゃべってない。当人はただ谷口のことを考えていただけである。全ては空先生の工作であった。  休みという言葉に、朝集合で頬を膨らませていた全員は、喜んだ。 「隊長にもいい…
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NOTボーナス ガンパレードオーケストラ白の章(29)

 小島空という人物は悪い人物である。語る言葉の全てが慈悲と愛にあふれていても、なにもかもに挑みかかるような目がそれを全否定しているからであった。  空と言う人物の目は、世界を征服する目をしている。かつてこの瞳を受け継いだ娘が、一人だけいた。空はその娘を一瞬だけ思い出したが、元が猫の同類なので、すぐ忘れた。本物の肉食獣の類は育った子…
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ネクストゲーム バレンタインプレゼント3 (工藤谷口)

 自分でもあんまり高くないことを気にしている鼻を押さえて、ごめんなさいと言う工藤。 漆黒のコートを翻し、谷口は工藤の腕を優しくつかんで腕を引き寄せると工藤の鼻の頭を見た。 もはや工藤に向けて笑うことのない男は、どこか悲しい瞳の光を少しだけ和らげて口を開く。 どんなに悲しいことになっても、瞳の底の優しさだけは消えることは絶えてなかっ…
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NOTボーナス ガンパレードオーケストラ白の章(28)

 この頃、谷口と航は、反省している。心の中では正座である。どこぞの戦車長なら腕を組んでうなだれているところだ。 二人の心の弁をあえて書くならばこうなる。 航は、親友の太股に欲情してしまった。僕は親友として最低だ。 であり、 谷口は、隊長(しかも精神的に幼い)に欲情してしまった。部下として、否、年長者として俺は、俺はぁ。 …
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ネクストゲーム バレンタインプレゼント2 (谷口工藤)

 谷口竜馬には漆黒の制服が良く似合う。 特別階級を示す赤い縁の入った同じ色のコートを纏い、そして歩いた。雪の中を。 その着こなしは一分の隙もなく、どこか間抜けな緑色のジャケットを着ていたのが、遠い昔の話のように思われた。  遠目からもはっきり分かる、大柄で彫刻のように鍛え上げられた肉体をした、白い息を吐く、どこか悲しい瞳の…
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NOTボーナス ガンパレードオーケストラ白の章(27)

 這ってきた横山亜美を見て、咲良を抱いたままの谷口は口を開けて驚いた。 首に抱きついたまま、首をかしげて谷口の大きな口の中を覗きこむ咲良。 驚いたまま、声を掛ける谷口。 「何をやってるんだ横山」 横山に駆け寄ろうとした航が、あまりの鈍感に横の谷口を見てせっかく拾ったパンを取り落とした。 下唇を噛んで下を見る横山。落…
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バレンタインプレゼント(2)ガンパレードオーケストラ白の章(26)

 割烹着で家の戸をぶち破ってやってきた谷口と、娘である咲良の面倒を見るために空先生がコタツから立った後の短い時間は、佐藤と鈴木の、二人だけの時間だった。  もっとも、二人とも、いたって実務的だったので浮いたような事は何もない。 ただ二人で並んで、コタツに入って茶を飲んでいただけである。 美男美女の取り合わせで二人並んでコタツで…
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