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zoom RSS パート20

<<   作成日時 : 2011/03/17 01:55   >>

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迷宮の賢者改め、剣の賢者は杖でやすやすと炎の鞭を受け止めると、その杖の先を爆発的に輝かせて炎の鞭を対消滅させた。

まばゆい光と、周囲で沸き上がる炎。光に照らされて輝く髭。
星空を覆い潰すような、巨体を前に、剣の賢者は目を走らせる。
顔だけで100mか、あるいはもっと。

くるくると回しながらライトセーバーで炎の息を叩き落とし、脚で地を踏みつけ、無詠唱呪文発動。
大地から続々と高層ビルのごとき大岩を突き上げ、自ら大岩の先を飛びながら天に駆け上がった。

巨大な翼を広げ、狭間に巣食うものが鍋の国全域を覆うほどの姿を見せた。
口を二段階に開き、光線を吐こうとする狭間に巣食うもの。

超低空から岩を避けてバレルロールに入った直後から垂直上昇を決めたフェアリードラゴンが追いついたのはその時だった。

那限が妖精王の盾を掲げ、何千万にも分岐する光線を盾を一つで防いだ。盾が蒸発する。
垂直上昇から失速してループに入ったフェアリードラゴンの後脚を捕まえた剣の賢者は、腰のベルトに差した短い杖を引き抜き、腕を交差させて宙に飛んだ。夜空に煌めくライトセーバーの光。

剣の賢者はライトセーバーを振り回してこの戦い、はじめての呪文詠唱に入った。
その目に光の残像が残った。

"光の王にして妖精王、猫の王、過去にして未来の王、7人の王の要請により我は魔力を行使する。
そは、草原の上に立てられた栄光なり、光に満ち溢れた摩天楼なり、それを打ち立てし民の力なり。
誇りもて栄光はここに完結する、完成せよ。是空砲。”

遠く、FEGを囲む12の尖塔に光が灯った。
整備を行う猫妖精たちが次々と退避する尖塔が爆発的に輝く。

12の光が続々と海を飛び越え、蒸発させながら狭間に巣食うものに突き刺さった。

否。

空間が歪み、命中せずにいる。腕を伸ばして笑う狭間に巣食うもの。
その巨大な瞳が何かに気づいて上を見る。

空の星の一つの様に天に大跳躍した賢者は流れるように次の呪文詠唱に入っていた。

"光の王にして妖精王、猫の王、過去にして未来の王、7人の王の要請により我は魔力を行使する。
そは、森国に立てられた曙光なり、友誼により立てられし摩天楼なり、それを守り立てる民の力なり。
誇りもて友情はここに立ち上がる、完成せよ。第16是空砲。”

遠く、世界忍者国の忍者達が続々と地を走りながら巨大な魔法陣を描いた。光が浮かび上がる。

世界忍者国の場違いに高い一つの尖塔が光を放った。
魔法陣を通過し、一際エネルギーを巨大にして飛ぶ閃光。

腕を伸ばし、空間の歪みに対応しようとする狭間に巣食うものは、次の瞬間、笑う剣の賢者を見た。

「塔はまだ89あるぞ」

ライトセーバーを振るう剣の賢者。狭間に巣食うものの腕を断ち、海上に盛大な飛沫をあげさせる。

光が、命中した。爆発する狭間に巣食うもの。
炎をあげ、自己再生と増殖を開始する狭間に巣食うもの。

「にゃんにゃん共和国妖精軍、総攻撃開始」

楡の木の影から続々と現れた森妖精、るしにゃん王国の弓兵が矢を一斉に放った。一人につき同時に10本の矢、それが千人で10万本の魔法の矢になり、一斉着弾する。

妖精竜が口を開けて光を打った。

海法よけ藩の錬金術師達が分解の練成陣を描き、ゴロネコのレオドールが続々と白魔法使いと共に到着する。

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沢山の光の羽根が舞っている。

おっとり刀でウォードレスを着て駆けつけた若宮と石塚は、幻想的なその風景を見て呆然と口を開いた。

最後に残った妖精、Qが、若宮を見て微笑んで消えた。
剣の賢者はライトセーバーの光を落とすと、微笑んで孫娘のように思っているみらのの元へ舞い戻った。

波と、光の羽根だけが残った。


既に月は再び姿を見せており、子供を抱いた矢神総一郎は子供に厚く掛かっていた加護の余禄で、怪我一つせずに、若宮達を出迎えた。

どう説明できるかさっぱりわからなかったが、おとぎ話が目の前で起きたのですと言う説明が、一番適切だと考えた。

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