パート8

//アイドレス
 岩崎経は凄い頑張って深呼吸している。
顔が赤い上に熱い。断られるとかそういう次元でなく、緊張する。

元気に、元気に振る舞う。

笑顔。 経は仲寿くんと呼んでチョコを入れた袋を、全力で両手で手を伸ばして突きつけた。

仲寿、いい笑顔。

「実はずっとまってたんだけど、知ってたかい?」

経は思わず笑ってしまう。仲寿くんはうまい。緊張をうまくといてくれる。

「嬉しいです」
経がそう言うと、岩崎は微笑んで経の髪をなでた。

「いやあ、そう言われると長生きしてみたくなるね」

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 鍋の国に神聖巫連盟に羅幻王国。古島三つ実は、二キャラ三カ国(実際はもっとあちこちにいってる)へチョコを送った。いいことがありますようにと、願った。

 隣の航を見る。チョコの山を見て苦笑しているかとおもいきや、意外に普通だった。

「ごめん」
「御利益あると言うし、いいんじゃないかな」
「航の分もあるから!」
「大丈夫、分かってるから」

頭をなでられる三つ実。 子供扱いされて居るなあと思ったが、撫でられるのは好きなのでゴロゴロした。

航が笑ってる。

「先生はかわいいね」
「それ言わない」

航は笑いながら頬にキスした。

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 濃紺はチョコを黙って押しつけた。ブランドものだった。
今日子はチョコを目の前につきだした。駄菓子の0.5わんわんのものだった。

「安くなって帰ってきた」
濃紺は思わずつぶやいた。

「ばっかそれ、本気でうまいんだからね」
「そうか」

考える濃紺。 チョコの価値ではない。これが義理かどうかが問題だった。
さすがに口に出して聞いたら立ち直れなくなりそうだ。

「しってた、こう言うの、友チョコと言うんだって」

綺麗な目でそういう今日子。
濃紺はチョコを一気に食べて、呑んだ。かまずに。

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 久珂あゆみはフェルトバックにつめた焼き菓子をだしては、こよみと一緒に竜太郎の口の中に投げ入れていた。

大きくなっても目を細めて食べるところは、こよみと見つめ合って可愛いよねと互いに意思表示するような感じである。

「是空さんたべてくれたかなあ」
「うん」

こよみは竜太郎の鼻の頭をなでなでしながらうなずいた。

「パパには二人でおくろうね」
「うん」
「おじいちゃんにも贈ろう」
「うん。うちは男が多くて大変ね」

あゆみは思わずぎゃー娘可愛いと抱き寄せてぎゅーしたが、次の瞬間明後日の方に考えが飛んだ。

「は。今のをパパに聞かせたら泣くかも知れない!」
「えー」

竜太郎は、大きく口開けた。1mくらい。菓子くれ。と、言った。

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