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help RSS エンディングセレモニー T12  外交条件、外交戦リザルト

<<   作成日時 : 2008/08/17 02:27   >>

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ペルセウスアーム 選択:外交に持ち込む条件 100点
情報:ペルセウスアームは既にオリオンアームに武力侵攻しており、これを打ち破って黙らせる必要がある。

相手が外交したとして……
譲れない条件 移住
守りたい条件 停戦、黄オーマとの共同戦線、NWからの武器の輸出許可
譲ってもいい条件 資源、燃料、お金(各2000万t、2000億)
切り札として譲る条件 シープホーンの製造技術

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EV123 外交戦のリザルト
 参加者に根源力+6000
およびオリオンアーム和平勲章を与える。

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エンディングセレモニー T12

 共和国大統領選挙では、是空とおるが満場一致で選ばれていた。
ACEと設定国民の多くは素直に喜んだが、第7世界人では慶ぶもの少なく、どちらかと言えば厳しい顔をする者が多かった。

選ばれたものも、同様である。

 結果として、物々しい就任式典になった。

是空の就任挨拶は短く、これからも最大の努力をします。皆さんのお力を貸してください。
だけであり、後は頭を下げるのみであった。


 是空とおるを選んだことは、多くの共和国国民にとっては好ましいことではなかった。
また是空とおるを選んだことは、多くの帝國国民にとっては好ましいことではなかった。
共和国のほうといえば、是空とおるが優秀なことは分かっていたが、猫の好みで言えば、あまり面白みのある大統領ではなかった。ふつーであった。ふつーが悪いわけではないが、まあ本来のにゃんにゃん共和国は、奇矯こそ望む。
帝國といえばぽちを奉じる国であり、そう言う観点で言えば女性でかわいい上に正論を吐く方がいいのであった。

実のところ是空はぽちのような女性をつれてきてそれを大統領にして自分は副大統領として専横を振るうとか以前話しており、プレイヤーが共和国大統領になってもまずもって第7世界人がまとまらないだろう(だって第7世界人は不安定だ)という持論を再三のべていた。

それが、自らの持論すらまげ、とりあえず反是空(という設定の)の長い伝統のあるキノウツンすら折れ、民主主義の一般常識である対立候補を一応立てるという形すら折れる形で是空に一本化されたのは、大空位時代があまりに長く続いたのと、民衆を含めて共和国が深く傷ついており、強い、そして安定感のある大統領を民衆が欲していたからであった。

 こうして、本人すら望んでない形で大統領が選ばれた。奥さんに結婚を申し込むに当たって式の準備を進め本人了承を一番最後にまわす程度には実はチキンハートの是空としては、今後失策や失敗したらどうしようと言う意味で、危ない橋だった。

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 ともあれ是空は、そんなことをおくびにも出さず、設定国民に対する演説をはじめた。
それは、ただ今まで助けた人々の名前を2時間言い続けるだけの、ただそれだけのものであり、意味分からず口をあけていた国民の多くが、途中からその意味に気付いて中継を食い入るように見たのは、長い共和国の歴史の中でも、白眉となる場面であった。 かつて名前だけを読み上げて、これだけ拍手を受けた大統領はいない。

是空とおるは面白みがある人間ではなかった。トリッキーさでは海法に劣り、バンバンジーでは鋼の王GENZに劣った。
純粋さでは蝶子王に劣り、アイドレスの枝の取り方では、常に手堅いものの、それ以上ではなかった。

ただし是空は人に恵まれてはいた。彼は式神の城の漫画版のあとがきページで”小さな光を束ねて大きな光として戦う人物”として例え、書かれて、終生それを励みにしていたが、この例えは、長い長い時を経て適切であったことが証明された。


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 なじみの喫茶店から緩やかにでて、白いサマーセーターを着たクーリンガンは、ゆっくり人ごみの中に入っていった。

影のようにいつのまにか並んで口をボソボソと動かす男がいる。クーリンガンの高弟の一人であった。
「クーリンガン様は冗談が過ぎます。中級までの呪文だけで戦うなどとは……」
「好きにさせて。私が本気で戦う相手など、もはや現代には一人もいないのだから」

クーリンガンは横を見ることもなく、永遠に生きる悲しみを述べた。
「ここにはベリサリウスも司馬仲達もいないのよ。いるのはあの頭の悪い裁きの鳥だけ」

おりしも街頭の巨大スクリーンでは、是空大統領が、大きく映し出されていた。

クーリンガンは微笑を浮かべ、画面を見上げる。
そしてゆっくりと頭を振ると、緩やかに人ごみの中に入り、親しげに人の肩に触れて歩いていった。

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 久しぶりに姿を見せたFVBの夕日は血のように赤かった。
ハードボイルドペンギンはくちばしに煙草をくわえ、火をつけた。

遊ばれたなと、考える。解除したパズルのどれにも大量破壊兵器は仕掛けられていなかった。
地上のゾンビたちを薙ぎ払ったフェイク3の背後から冒険艦の照準が着ていたし、それになにより、第7世界人達の心にゆさぶりと痛撃を与えている。こちらは持ち駒のほぼ全部の手を、さらけ出した上でだ。
次敵が個人ACEだけを狙ったり、3箇所同時に同じようなことをしてくれば、もっと多くの心が折れるだろう。

「緑め。相変わらず陰険なことをする」
「前からそうやないか」

ヴィクトリーの首に巻かれていた蛇神が鎌首をもたげてそう言った。
アンデッドとは別の意味で不死性を持つこの神は、尻尾をカラカラ鳴らして笑うと、鳥は後ろ向きであかんなと言った。
シオネも言うとったやないけ。青空を望んで一、二と数えよと。

「ほな、やりまひょか」

「なにを?」
ヴィクトリーは首の蛇を見た。この少年、蛇も好きである。命のあるものがたいてい好きなのだった。家ではご先祖のようにヤギを飼っている。
この少年は、文句なく豊かな生命の中を生きていた。

「再生や。本当の不死を、教えまっせ。それは死なないことやない」

蛇神は二股に分かれた舌を見せた。
「また春が来ることや」

蛇神は天を仰いだ。シオネ・アラダの首に巻かれていた時のように。ヴィクトリーも、釣られて上を見た。

「ということできりきりその青い珠ひんのんで大地たたかんかい」
「えー」 苦い顔するヴィクトリー。青い珠は、あんまりおいしくなさそうだ。
「えーやい。びーでもない」
「あーもーこの蛇かわいいなあ」

ヴィクトリーはヴィクトリーだけが言える感想を述べると、青い珠をごくりとのんだ。レモンの味がした。

「キスの味がする!」
「自分、ほんまのアホやな」
「うるせぇ!」

地面を叩くヴィクトリー。遠くで駆けつけたサクがあーとか叫んでいたが、ヴィクトリーは無視した。
正確には、起きた現象にびっくりして、反応を忘れた。

叩いた傍から緑が蘇り始めていたのだ。蛇は嬉しそうに尻尾を振った。

「さ、大地さん。健康になるときやで、わしやわし。おっちゃんや。また春がきたで。円を描き、先祖を奉って踊るときや」
蛇は軽やかに歌った。それは脱皮を繰り返し、冬には眠り、永遠に生きて旅をする蛇だ。

「いつかはシオネが戻ってくる。それまで円を絶やしたらいかんのや。円の切れ目が縁の切れ目」
蛇はそういうと、綺麗な幻の翼を広げた。それこそは蛇がシオネから受け継いだ心の形であった。

「跳べ!春だ!」(spring! It's spring!)

何も起こらなかったが、蛇はあきらめはしなかった。

「跳べ!春だ!」

今度も何も起こらなかったように見えたが、少し違った。ヴィクトリーが息を吸い込んだのだ。

「跳べ!春だ!」

一人と一蛇が言うと、双葉がFVB全域で生えた。

「跳べ!春だ!」
鳥が再び舞いはじめた。蟲も、木々も。国名どおり国の全域で花が咲き出した。

「跳べ!春だ!」
多くの死者の骸の下から、冬眠していたように沢山の男女が起きだした。

蛇とヴィクトリーは手と尻尾を取って円を作って踊りだした。
夕日だったが、青空に見えた。

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ファンタジーがもたらした災いは、ファンタジーが解決した。
この戦いに参加した多くの医者は自分の仕事を思って複雑な顔をしたが、結局は喜んで踊ることにした。
有事での医者の出番など、ないほうがいいに決まっているのだった。


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