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zoom RSS バレンタイン御礼企画 チョコありがとうございます

<<   作成日時 : 2008/02/14 16:09   >>

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 2月12日、宰相府が所在する東京は浅草のビルは、例によって管理部の人からそろそろ季節なんでお願いしますと台車もってくるほど山ほどの酒とチョコが送られてはじめていた。

くくく。甘い。甘いのう。

去年はチョコと酒の山で遭難しかけた(というか、自分の席がチョコでうまって(中略)掃除のおばちゃんと仲良くなった)が、今年は違うのである。

そんなこともあろうかと、今回は迎撃のための準備をしてあった。
1年前からこの日が来ることを念頭に大迎撃準備していたのである。

とりあえず家用に(先日コンビニの明かりで読書してたら(中略)いつもコンビニでたむろってる若者に頼んで)アルバイトを2名雇い、仕分けし、会社では冷蔵庫を導入した。
複数のフロアの冷蔵庫が協力してくれることになった。

運輸会社各位に御礼の電話などいれる。どうかすると一日4回届けてくれるのである。気が利いたところは1回にまとめてくれたりする。


そうこうしていると、仕分けしてる人が突然顔をあげて話しかけてきた。

「シロちゃん実は売れ線のホストだった?」
「ううん、宰相」
「そうかー、良く分からないけど凄いねえ」

という会話をする。

ふと、歌舞伎町でコンビニの袋もって歩いてたら黒い肌のお兄さん達から「お疲れ様です」といわれていたり、大久保歩いてたらマッサージなお姉さん達から「毎日見回りおつかれさまです」といわれたことを思い出した。

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 2月14日、宰相府が所在する東京は浅草のビルは、例によって管理部の人からもう駄目ですと台車と専用ダンボールと人員をもってくるほどの酒とチョコが送られていた。

 女子社員が総動員される。仕分けとリスト作りである。
米軍の戦闘機のデモショットみたいに、戦闘機の前にミサイルや弾丸が並ぶ……もとい宰相の前にバレンタインチョコと酒を並べて広報部がデモショットを取る。

「なんにつかうんだい?」
と聞いたら、宣伝に使いますとのこと、何のゲームの役に立つのだろう。

 本社筋がバレンタインに某有名誌のインタビューを用意してくれる。
粋なプレゼントだなと笑った。というか、今インタビューして雑誌発売に間に合うんじゃろか。

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 そして宰相は尚書省尚書川原雅から贈られたビールを持ちながら、手を叩き、今日からしばらくかかるであろう魔術を開始した。

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 バルクは目を青く輝かせると、短い呪文を唱えて目の前の巨岩を綺麗に切り裂いて踏み越え、遠く、サイコロの家に安置してあった戦闘杖を呼び出した。

虚空より現れ、くるくると廻って杖が彼の手の中に戻る。それこそは彼の剣鈴である”刃なきカイエ”であった。

大規模呪文の詠唱開始。杖が輝き、オートスペルエントリーを開始した。杖が歌い始め、バルクの詠唱にあわせた。情報密度が急激にあがりはじめ、青い光が、天より降り始める。

手の中で湧き上がる力の風に長い髪を揺らし、自動迎撃するペンダントに守られながら詠唱を続行するバルク。

次の瞬間バルクは飛んでくる光に胸と肺を射抜かれたが、なぜか上から落ちてきたチョコに命守られた。詠唱に夢中のバルクは気づかない。

呪文完成。核融合が手の中で発生し魔法陣が核融合で発生する熱量に指向性を持たせる。
撫でるように数十kmの横線が描かれ、爆発した。”なりそこない”ども10万ほどが吹き飛ぶ。

バルクは叫んだ。

今です。バロ、バッド。最後の突撃をと。

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 小島空はきみこから贈られたビールを飲みながら、0.1mmの線で重密度で描かれた魔法陣を80km四方に描き終わることに成功した。

空は微笑んだ。歌うように口を開いた。

「今年は今度こそ出来なかった魔術をやろうじゃないか」

もう遅いかも知れないが。空はそうつぶやくと、魔法陣にアールスタンダップ、水色の魔女へオクレと言った。

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萩ふみこは、ガンオーケストラの制服もまぶしく、前面で彼女を守るマリー4の腕が放つ機関砲の曳光弾の輝きを見て口を開いた。

「楽しい戦争ね。でも、もう時間だわ。私はいかないと」

高原アララはこれだから戦争狂いはと言いかけて、ふと笑った。夫と子供を思い出した。
「どんだけ時間かせげばいいの?」

「そうね、1時間くらい」

高原は失笑しかけたが、昨日子供と一緒に食べたチョコを思い出した。それが結局は、彼女の誇りを守った。高原は言い直した。

「それ冗談?」
「7割は本当」
「せいぜい30分くらいね」
「貴方の実力じゃそんなところでしょうね。それでいいわ。今は戦時中であるもので我慢するしかないもの」

「私、死ぬ前に撤退するからね」
高原の念おしに、それでいいわと答えて、萩は微笑んだ。
撤退は玉砕より難しいけどねとつぶやき、呪文を唱えてゲートシフトした。

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 夜國晋太郎はシンタロ校の寮の一室で、夜國涼華へのお礼として書き物をしていたが、いくつもの世界を縦断して魔法が使われるのを感じて手をとめた。

「凄い魔力だな……」

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 夜國晋太郎とともに玖珂晋太郎の新たな同一存在として世界が生成した人物である久珂晋太郎もまた、この魔力異常に気づいていた。久珂あゆみとのキスの最中である。

彼は少し考えた後、キスの後にでも様子を見てみるかと考えた。
彼女のついでに、世界を守ってもいい。

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 冒険艦の中にも不運の艦はある。FVBに錨を降ろす蒼天号はその一つである。
就役直後にぶっ飛んで修理にかかって7ヶ月、ようやく試運転が出来たあたりで帝國に借り上げられ、今は宰相府で運用されていた。不運としか、いいようがない。

 その不運艦が、宇宙と美しい水の惑星の境目の空間を、踊っている。
宇宙を焦がす核爆発の光と華が、いくつも咲き乱れる中を、蒼天号は全自動航行で動いていた。中に人間が乗っていたらとうに全滅するような高機動をかけて、爆発という爆発を避けている。

 無人で減圧され、人のいない艦橋を、核の光が照らしている。
FVBの女藩王、さくらつかさはこともあろうにチョコを冒険艦におくりつけていたが、このチョコは人のいない艦橋に大切に置かれて加護を与え続けていた。

艦橋のモニターが光を取り戻してチョコを照らした。DAIANはいよいよ大気圏に突入、貨物を揺り起こすとリリースを開始する。

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 松井総一郎は松井いつかの愛を思い出して目をさました。全て機械の体でも、柔らかいところは残っている。
DAIANからのコール。現在26Gで機動中……リリースまであと40秒。

松井は勢い良くレバーを引くと自らが乗る蒼穹2を切り離し、水の惑星の重力に引かれて外に躍り出た。

バレルロールから木の葉落しに入って積極空戦に入る。

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 松井が引き起こした空のきらめきは何十kmと遠くまで見えた。

「エアカバー入った」
子音は天を見てつぶやくように言った。

うにょからのこれからもよろしくとかかれたメッセージカードを抱きしめて、亜細亜はうなずた。

「いこう」

子音は笑うと、亜細亜の背を叩いた。
「ついて来るなとは言わない。ついて着いて来るだけでいい」
亜細亜は、輝くように笑った。

「助けられるだけ助けましょう。若宮さんだった人も、そうでない人たちも」

「お前なら出来る」
子音はそう言うと、両手に長い刀を持ってゆるやかに戦いの場で歩き出した。

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 是空とおるはエースゲームコールすると、一足先に戦いの中へ舞い戻っていた。

彼の短期予知能力はアイドレス2のシーズンインがA=DICガンパレードの発売とそのイベントで遅れることを受けて、宰相がシーズンインを遅らせるために積極的に仕掛けると読んでいた。 大人の事情から紐解くようなまったく嫌な謎解きだが、これは結果的には当たっていた。

 恐らくは宰相はトップエースと手持ちで動かせるACEやAIを駆使して大規模攻勢をかけてセプテントリオンとかのものに打撃を与えてしばらく大人しくさせるはずだ。

是空はそう考え、その日はACEたちに一番加護の力が沸きあがるバレンタインだろうと踏んで休んで待機していたのである。是空の面目躍如であろう。

是空はチョコを数えた。5つある。俺のライフ5つかーと、嫌なことを言いながら竜乃が贈ったチョコをかじりながら戦闘に入った。

「いいえ。6つよ?」
その言葉とともに頬をつつかれ、是空は笑った。是空素子に微笑み返し、ああ。それで俺はきっと生き残りますよとなんら見通しの立たないことを言って胸を張った。

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 この日、ヤガミ妖精たちの加護の力は際限なく湧き上がり、惜しげもなく注がれていた。
今年最大のチョコを得たのはまあ、個人ACE獲得率からいっても断トツのヤガミであった。
バレンタインデーは12月24日に続いてヤガミが強くなる日である。

 この日だけは、ヤガミの強さはバロを越え、青をも越えて無名世界観最強になる。

リアルタイム14日12時の集計段階でアイドレスの評価4・4付近に限っても藤原ひろ子、ヒサ、くま、華、つづみなどがチョコやらケーキやら眼鏡チョコ(なんだこれ)やらを送っており、実数では100以上がヤガミのためだけに注がれて断トツの強さを見せていた。

現在連載中の漫画のキャラである本郷より多かったりする。

そのヤガミは今、妖星号を駆って戦いの空にある。1億のなりそこない評価75をヴィクトリー、小カトー、朝比奈あやめとともに叩き潰し、味方部隊が突入するルートをこじ開けた。

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 朝比奈あやめはひさしぶりの紫聖号の座席の感触を楽しんでいた。
戌人の送って来たチョコだけを持って、彼女はスタンダップ、ラベンダーブルースカイとつぶやき、直後に蒼穹に続いてエアカーバに入った。

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一方その頃。ニューワールド。

 時野健司は己の命よりよほど愛しい人の額に口づけすると、寝所から出て雪のちらつく外に飛び出した。既に彼の強化新型雷電であるグリンガムダブルオーは戦闘準備しており、尻尾を振って彼を待っていた。

「いくか。探偵」

傍でクールに帽子を被っていた日向は、また変な依頼もあったもんだと思いながら遊佐の贈ったチョコをがりがりかじってうなずいた。

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 世界忍者国でも小さな戦いは起きている。
Leiのロイ・ケイリンは、奥羽恭兵に殺されかけていた。

既に壊滅しつつある支部の中、目を走らせて口を開くロイ。腕から血を流している。

「宰相は本気で我々と戦争をするようだ」
「悪いな。俺も、お前たちと分かり合えるところはないと思っている」

ロイは微笑んだ。恭兵は数度、敵対したこともあるが、雇って使うこともあった。
「残念です」
「残念だ」

ロイ・ケイリンは、Leiの加護を生き延びて再びLeiにあうことに使うことにした。
銃を抜くのではなく、床を爆破して、自ら身を投げた。

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恭兵は穴を見下ろして舌を見せた。もとより簡単に人殺すとりんくが悲しむので、撤退して支部さえ潰せばいいのだった。そもそも彼は、義理堅い。彼にカップ麺を持って着ていたクライアントを良く覚えていた。

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