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zoom RSS 62707002の600億ゲート状況

<<   作成日時 : 2007/07/31 17:54   >>

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 ペンギンは空を舞っている。

それが、当然と言うように。

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一方その頃。

 工藤百華は黒い制服姿で、雪の中を歩いている。
その前には谷口がいて、彼女はそれがひどく悲しかった。

咲良の死が近づくたびに、公正と公平になる男。理想のリーダーになる男。愚直に、可憐な元上司が言った言葉を守り続けるひどく背中の大きな男。

 本当に公正で公平だろうか。百華は思う、それはただ、絶望して、全部がどうでもよくなっている、ただそれだけではないだろうか。

それじゃ駄目だと殴って言い聞かせたかったが。今の工藤百華にはそんな勇気がなかった。視線が合えば、勇気が凍りつく。

白い息を吐く工藤。

谷口が足を止めたので、工藤はぶつかった。ただでさえ低いと気にしている鼻が谷口の背中に当たったので、つぶれたのではないかと涙目で谷口をにらみつけ、谷口が何事か見ているのを見て、自分も目を見開いた。

娘が、倒れていた。雪に半ば埋もれ、心臓を押さえて苦しげに。

二人は、慌てた。

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ペンギンが空を舞っている。

それが、当然と言うように、ハードボイルドは悠然と帽子をかぶり、専用のマスクで酸素の流入を受けながらフットバーを蹴っ飛ばし、フェイクトモエリバーをブレイクさせた。

コクピットの窓からフェイクの小さな翼がたわむのが見える。ひどく回転する、きりもみする。
エンジン推力を跳ね上げる。降下、パワーダイブ。動翼の一部が引きちぎられた。
当て舵を入れて追尾するミサイルの数150発の全弾を避けきった。

「こいつは骨だな」

ペンギンはつぶやいた。ミサイルの第二陣が飛んで来ようとしていた。

地上が迫る。雪を跳ね上げて機体引き起こし。
チューニングマスターである古い友の腕を喜んだ。急激な引き起こして体内の血が下がって視界が暗くなる。目をつぶる。

 試作機の開発がひと段落し、古い友人から貰い受けたチェイサー機仕様のフェイクトモエリバーは陽光を浴びて翼を輝かせた。鉄の鳥に乗ったペンギンが、スティックを操る手をとめた。

「俺は鳥目だ、DAIAN、頼むぞ」

ペンギンは洒落ともつかないことを言った。
DAIANは、ペンギンにかわって機体を操って急旋回開始。ミサイルに積極的に飛び込んで機銃でミサイルを打ち落として見せた。爆発の煙の中から現れる翼。フェイクトモエリバーは獰猛な獣のように敵との戦闘を開始した。

音だけを聞いてペンギンは偵察機器を操りはじめる。
目をつぶれば昔の弟子を思い出した。トラオ、お前は今うまくやっているか?

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偵察成功の音。

ペンギンは偵察ポッドを切り離した。視界が、徐々に回復する。
ペンギンは片目をつぶってくちばしを開いた。

「DAIAN、どうだ」


*********
* DAIAN *
*********

>各種通信、放送電波傍受、観測成功。
>現在地 青森 日時2000年2月14日

ペンギンはくちばしをしかめた。

「煙草がすえないのが残念だ。今は過去、か?」

>セプテントリオンの要塞を発見。高度120km。我はレーザー照準を受けつつあり。ゲート突入にて回避予定。残り40 39 38……

ペンギンは派手に舌打ち。
レバーを引いて機体のみをゲートに脱出させるとペンギン自体はパラシュートで落下した。



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→裏マーケットボーナス<リワマヒ>へ続く

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