戦闘概報 EV81 偵察機迎撃作戦

戦闘概報 EV81 偵察機迎撃作戦

 広島でにゃんにゃん共和国の先遣部隊が英雄的戦闘を繰り広げていた頃。
ニューワールド本国では、最低接触戦争を思わせる戦いが発生していた。

 その戦闘は、不幸な偶発戦闘であった。

軍事的、政治的理由の両面で即座の戦闘を行うのを阻止しようとする先見の明のあるいくつもの声を結果的に無視して、彼我不明の偵察機に向かって、帝國からの先制攻撃が行われ、ここで大規模戦闘が開始された。

大規模といっても、歩兵、I=Dの大部分は、ただ待っていただけである。
戦闘の大部分は、固定された防衛施設、中でも戦闘正面になったFVBとその隣のになし藩の施設だけで行われた。

 敵の20m級小型偵察機群32機は、人がいるとは思っていなかったのであろう。不意打ちで2機が撃墜された段階で空間戦闘用の自衛兵器である熱核ミサイルを対レーダーモードで射出して身軽になると、ジャミングポッドによるジャミング(電子機器をソフトキル(非物理破壊)する)を開始して、その後、逃げ出した。

そしてただそれだけで、ニューワールドは致命的な損害を受けた。

空間戦闘用の自衛兵器である熱核ミサイルは惑星内戦闘で使うには火力が大きすぎたのである。

一発の威力はTNT火薬換算で20メガトン。TNT火薬が200億t爆発する威力、これが40発、放たれた。
宇宙では一発で一機一人の敵を撃墜できるかどうか分らない程度だが、惑星上では地球丸ごと火の海にしても釣りが来る分の”偵察機の自衛火器”が、使われたのである。

これらのミサイルはFVBなどに設置された機関砲によって撃墜されたが、7、8発は弾頭を破壊できずに爆発、結果としてこれが推定値で地表の空気の2%を宇宙に吹き飛ばすほどの爆発が発生した。広島が吹き飛んだくらいは単なるラッキーであり、単純にいってあの段階で広島派遣組以外は全滅した可能性のほうが高い。

そして、核の冬が訪れた。

核兵器の大量使用によって、地表が放射性物質で汚染され、放射性物質を含む灰が地表全域に降ることになる。
巻き上がった灰によって日光が遮られ、地表の気温が低下し、植物が枯れはじめた。
現在、7ターン、8ターン、9ターンの食料生産はほぼ絶望的な状況であり、大統領、もしくは宰相が全藩国をあげて核の冬および放射能対策をせねば、全ての野生生物が死滅する死の星になる状況にある。

同時に、宇宙ステーション(宇宙港)が破壊された。
再建は100億わんわんかかるとされたが、それ以上にまた破壊されるのではないかと懸念され、状況は予断を許されない。

なんとか復旧したFVBの宇宙開発センターの情報によれば敵は直径20kmの巨大レーザー砲とそれを包む要塞艦を月の軌道上に移動させはじめており、これによって惑星を撃ち抜く予定のようである。

再び戦いの季節が来ようとしていた……

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