リワマヒ国筆頭 室賀兼一戦記
-心が曇ったら、澄んだ空や輝く星を見なさい。
私の空は木漏れ日の、蝉の声を聞き入る鳥が止まるベンチ。
私の星は私の思う正しいこと。
そんなものが見えなくても、どこにもありはしないでも、私は見ることが出来る。
思い出し、そうあろうと願えばいいのだ。願って努力をすればいいのだ。
誰にも言う必要はないし、誰に聞かせる必要もない。
ただ我が思い、ただ我が胸を張れば。それで十分。
<ニンジャが保有する手帳の1枚目に書き写されている魔法の呪文>
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漢の国 リワマヒ国は最悪の国である。
国民は最小数であり、ほぼ全員が社会人で限られたプレイ時間でアイドレスをプレイングしていた。
腕のいい技師はおらず、文族もいなかった。
それでもこの国は、アイドレス世界でも屈指の強国である。前記したそんなことの数々は、いささかの問題ですらない。
なぜならそう、そこには漢がいたからだ。
漢一人の価値は100の兵員を越えて30機のI=D部隊を易々と凌駕する。
プレイングとはそう言うものであり、リワマヒ国はそういう国であった。
ないものはプレイングで切り抜ける。そこはゲーマーの中のゲーマーの国である。
一騎当千の人の知恵と度胸と建前が、アイドレス世界を左右する。それがリワマヒという国である。
食料固めうちと市場売り抜けで巨億を稼ぎ、兵を送らずに巨大な罰金をたたきつけるように払って義を通し、莫大な生産量を背景に歩兵の兵力動員についてはにゃんにゃんの大規模戦を一国でまかなえるほどの力を得て、大量の根源力を買いまくり、そして投下しまくりはじめた。この国のプレイングは神がかっている。
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ある日の裏マーケットの買い付け
・他世界情報(SS) 佐藤&真央 15億にゃんにゃん
・根源力 36口 72億にゃんにゃん
合計 87億にゃんにゃん
以上よろしくお願いいたします。
室賀兼一@リワマヒ国
2007/02/28 22:21
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「敵はボラーですよ。皆さん」
手を叩き、そう言う痩せた男が、漢である。名を室賀兼一という。
ニンジャで知られるエースの一人、リワマヒ国藩王、室賀兼一は、この時代最強のアイドレスプレイヤーの一人である。Aマホよりもなによりも、彼はアイドレスに向いていた。
立国にも苦労するへなちょこ国を率いてこの漢とその仲間たる漢どもは、太陽のごときひまわりの花を抱いて天上天下にかかげ、そして自ら澄んだ空や、輝く星にならんとした。
「他のどこがどう言おうとわが国は、義を通します」
馬鹿そのもののことをいい、さして世話になってないが、アプローのその後を心配する人々のために、リワマヒは在庫を開き、そして戦いを開始した。
時にFEGが炎上する1週間前のことである。