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zoom RSS 大儀式魔術のはじまり

<<   作成日時 : 2007/02/16 15:29   >>

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 その日、ロボは戦勝パレードを見た後、になし藩国藩王になしに警備上の問題を指摘して信頼を得て警備の全権をまかされることになった。

ぽちは、父とまともに交流がないせいか親父好きである。ロボを見て微笑んだ。
「おじさまと、どこかで会いましたっけ」
「いえ。でも、そう言われて悪い気がする人はいないかも知れませんね」
ロボはそう答えた。いつかこの子を抱き上げた時の重さを思い出した。

 敵のゲート移動を阻止するための都合で人を殺すのをよくあること。
ロボはそう思いながら手を閃かせてどこにでもある平凡な自動拳銃を出現させた。

ぽちの眉間を狙った。

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 ロボはぽちを撃たなかった。代わりにはやくも登場しはじめた”根源種族”の小型ロボットチルを銃で破壊した。

「エースってやつがただの人間から生まれてきたのなら、全員がエースになれるゲームってやつもあると思うがどうだ?」
ロボが願いを込めてそう言うと、
「なるほど」
カタナは笑ってその名である刀を抜いた。日本刀にしては珍しく刀身に詩が刻印されていた。仁・義・礼・智・信・厳・勇の七文字は彼ら7人の名前であった。
「では時間を稼ごうか」

 一人を護るためのみんなの戦いが始まる。


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電網適応 アイドレス
  改め
  →大儀式魔術 アイドレス 開始

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 最も古い儀式魔術は世界の謎ハントからはじまる。
世界はそれをよく覚えていて、そして昔の善き思い出を再び取り戻そうと、その葉を揺らして01ネコリスたちを走らせた。
去年のバレンタインは悲しかったので、それを魔術で取り戻してやろうと、そう思ったのだった。

 遠くゴロネコ藩国、古いにれの大木の上で、01ネコリスが届けたラテン語の手紙を読んだ青にして正義がぷっぷくぷーと角笛を吹くと、バレンタインで開いたいくつものワールドタイムゲートを通って、になし藩国のにれの木の木陰から続々とバトルメード達があらわれはじめたのである。

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 バトルメードの長を、赤にして慈悲の松井。という。
松井。は可哀想な人物である。メード長に選ばれたが、まずもって男だった。
この時点で絶望してよかろう。赤のオーマは男では絶技が発現しない。

ついでに現実において松井。は忙しく、選ばれたことを報告した先で、は?なんでと言われたあげく可哀想な人呼ばわりされている。

それでも松井。はめげなかった。褒めてよかろう。
そもそも新しい事態に対応するには向いていない人材だったが、生まれ持った能力と、やらなければならない仕事は、必ずしも一致しない。この時もそうだったと戦記”赤にして慈悲伝”は伝える。

全ての事実をわかった上で、無名世界観では誇らしくもこう書く事にする。そんなことは、たいした問題ではない。
重要な事は、やらなかればいけない仕事と、心からやりたい仕事が一緒であるかどうか、だった。

松井。はやらなかればいけない仕事と、心からやりたい仕事が一致していた。
だから可哀想な人物ではあったけれど、悲しい人物ではなかった。
ついでにそれを手伝う多くの人がいた。

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