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zoom RSS バレンタイン御礼1

<<   作成日時 : 2007/02/14 15:11   >>

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「知恵者や」 サウドは裁くの旅の足を休め、シャムシールの柄を叩きながら口を開いた。
「どうしたね。サウド」
 知恵者は台車を押していた。

「なんだね、その菓子の山は」
「さてな。どこかの誰かの優しさだろうよ」
知恵者はそう言うと、片目をつぶって、適当なワールドタイムゲートに菓子を投げ入れ始めた。

「そうか」 サウドは微笑んだ。
「そうだ」 知恵者は微笑んだ。そしてサウドあてのものを一つ、サウドに渡した。うっかりしていることに名前を書き忘れているようだったが、確かに届いたことだけはここに証明する。

「優しさならば、慈悲ぶかきお方もお許しになられよう。まったき創造主は天地開闢以来優しさを一度も禁じたことはない」サウドはそう優しく言うと、共に旅をする若者、玖珂晋太郎を見て笑った。

 高渡が送った酒を手に、晋太郎は少し顔を赤くして微笑んだ。
「しかし酒はいかんのじゃがな」顔をしかめて言うサウドに知恵者は微笑むと、行こう、FEGへと言った。

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一方その頃。小笠原諸島 父島

 石塚と大塚は頭の上にチョコが落ちてきた後何が起きたかいぶかしんだが、その後気を取り直して歩いた。最近夜道に巨大な人影が出ると、そんな噂を聞きつけて案内していたのだった。

「先生、こんな島で、何を題材にするんですか」
漫画家、さなづらひろゆきは目を細めて微笑むと、僕もあの大統領は結構気に入っているんですよと、まったく意味不明のことを言った。

「ほら、エリスちゃんがいますよ」 さなづらはミスリルで鍛造されたGペン先を向けて石塚に言った。
「どうした、山本」隣の大塚が言った。
「は、はろー。それ、なに?」
 山本えりすは初対面の人間相手だとあんまりよく話せない。例外は永野英太郎くらいのものであった。さなずらに遠慮してか、どこか大塚の影に隠れるように走って、そう言った。

「ん? ああ。落ちてきた」
手の中の青い包装紙の包みを見る大塚。

「チョコみたいだけど」えりすがそう言うと、大塚は微笑んだ。
「食うか?」
「う、うんっ」
顔を赤くしてうなずくえりす。

「僕もあげるよ」石塚はただでさえ細い目をさらに細めて言った。
「ほんとに?」えりすは目を大きくあけて言った。
「きっとそっちのほうが喜ばれる気がした」笑ってうなずく石塚。

さなづらは、やりとりをみて、いつかこのやりとりを漫画にしようと、そう思った。

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