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zoom RSS 戦闘概報 <全員水泳大会事件>

<<   作成日時 : 2007/01/18 14:41   >>

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戦闘概報 <全員水泳大会事件>

 怠惰であくびばかりしてすぐ丸まって寝るのが大好きなにゃんにゃん共和国にとってはさておき、わんわん帝國にとってにゃんにゃん共和国は目障りどころではない不倶戴天の天敵であったが、今回はそれどころではなかった。

 国土が蹂躙され、冬の京の愛称で知られる伏見藩国が焼け野原になっている。そしてそれを阻止せんと向かった帝國陸軍、プリンセスハートガードは、何もせぬまま敗退した。

 偵察が失敗して戦場の設定、敵の評定、規模すら知らず、集合に失敗して移動に手間取りほねっこ男爵領が追加炎上、なんとか隊列を組んで追撃に撃って出たが時既に遅く、あげくに情勢判断に失敗してリンクゲートを通った先で全員水泳大会をすることになった。

報告を聞いて帝國宰相、シロは頬を紅潮して激怒している。

陸軍はついに実弾一発も撃つこともなく、濡れ犬で敗退した。ただ兵員を動員し、長距離行軍しただけだった。
 そして兵士は何が起きたのか分らないまま家に帰された。本国に帰った後、記録的な大勝であると、そう談話が陸軍省から出されることになった。
ぽち姫の気分を害することのないよう、そうした処置が取られたのである。それは嘘と偽りにまみれた勝利であった。

 損害は出てないことだけが唯一の慰めだと、指揮を執ったジャントルラット藩国のジェントルラットは言ったが、彼はすぐ、自分の発言が誤りだったと気づくことになる。

 わんわん帝國は今回進入したオズル/シフと呼ばれる機動兵器群との戦いを、にゃんにゃん共和国との開戦理由に考えていた。冬の京がにゃんにゃん共和国の国境まで近く、これを利用しようと、考えられていたのである。
計画では北海島に全戦力をかけて戦うにゃんにゃん共和国の背後をつき、まずは邪魔な侵入者を撃破、余勢を駆ってそのまま猫の国であるナニワアームズ商藩国を切り取ろうという計画であった。

 そして計画は、その最初の前の段階で完全に挫折した。
謎の敵はにゃんにゃん共和国の犯行であると発表される前に全員が小笠原で犬掻きすることになり、あわてて発表が取り替えられるという展開になった。

 にゃんにゃん共和国は敵の無能に助けられた。一度ではなく。恐らくは何度も。

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それから3日になる。

 帝都で大規模な戦勝パレードの準備が行われているその頃、帝國宰相府ではぽち姫も知らぬところで大規模な粛清と組織引き締めが開始されていた。

 まず、指揮官の死刑が決定した。中でも総指揮を取るジェントルラット藩国は藩国そのものを取り潰し、国民全員を処刑すると決定が下されている。そして即座に天領にて絶滅部隊(ディンゴコープス)が編成され、ジェントルラット藩国に送り込まれることになった。

 参謀、偵察部隊については処刑の対象とはならなかったが、特にそのリーダーと思われる数名には常時監視がつくことになった。

同時に、国家徴発、吏族作業で不正探しが行われだした。怒りに震える帝國は生贄を探しており、その怒りは、不正者に向けられた。
ルールにふれて名前を改名したもの、食糧徴発のつじつまあわせで国民を除名した藩国、不正なデータを見逃した藩国や吏族。これら全部の調査と討伐に予算が割り振られている。

 同時に帝國は陸軍を解体し、大規模予算をかけて新たなる軍を編成、訓練を開始した。
その第一は、不正者討伐の内戦からはじまるであろう。


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