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zoom RSS 電網適応アイドレス<Hello new world>(4)

<<   作成日時 : 2007/01/13 03:46   >>

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電、網、適、応 アイ、ドレス。

 声に出して読もうとして失敗して、私は薄明かりの下で漢字辞書を調べた。
アミだ。でんもうてきおう、アイドレス。

電気の網ってなんだろう。辞書にはなかった。いきなりくじけそうな気分。
来るなって言われている気分だった。

 ルールブックを読んで、意味が分からないですぐ閉じた。

無理だと思った。

私、なんのためにベッドから出てきたんだろう。
吹雪センセイや、みらのちゃんに近づきたいから?

邪魔したいから?

そう思ってしまって、私は頭を振った。何度も振った。
違う、違う。そんな人にはなりたくない。

それで、それを忘れるためにもう一度アイドレスを読んだ。
分かるところを探そうと思った。

吹雪センセイは分からないものは分からないって、良く言う。
暗いところでは灯りを探せ。分かるところが灯りなんだよ。

えと……。

 上から順番に見て、ステージと書いてあるのは意味が分からないのは分かった。
裏マーケットは、こわそうで最初から見なかった。

わんわん、にゃんにゃん両尚書省からのお知らせ(5)

ぽち王女より以下の詔が来ています。
「お兄様たちも来てくれたのね」
以上です。

詔ってなんだろう。漢字辞書を引いた。みことのり。王様の命令。命令というより言葉みたいだ。

分かったのはそれだけだった。別の記事を読んだ。ぽち王女という人がいて、お兄さんが複数いる。灯りはあった。灯りはあったよ。センセイ。

電網適応アイドレス <An abandoned dog>

英語は読めないけど読めないならショックも受けないだろうと、私はページを開いた。
あたりだ。大きな灯りだ。お話だった。私にも全部分かりそうなのが、はじめてあった。


>そんなものに期待するほど私は傲慢ではない。

センセイが良く言う言葉で、それで嬉しくなった。

> 嫌な夢を見た。
>出来れば一生見たくなかった、そんな夢だった。最近見るのは、そんな夢ばかりだ。

私も見るよ。でも、大丈夫。学校とか辞めるといいよ。


>「お師さま」
>「ああ、八神くんか」
>まだあどけない八神は、ランタンを手に、空を見た。
>「火を消しなさい。星を見るには、まず、夜が暗くなくては」

>師、トーゴの言葉にあわてて八神がランタンのシャッターを下ろすと、地平の果てまでの星空が浮かび上がった。

 わぁ、と声をあげた。綺麗だと思った。星は好きだった。トーゴという人がセンセイで、あどけない八神って子は、どこか私に似ている気がした。

浮かれて最後まで見て、なにが残念なんだろうと思った。

2007/01/04 01:23とあるから、今から3日前の記事だ。

続きはないのかな。


/*/

 いつもの月曜はつまらない日だった。吹雪センセイがこないから、だから月曜も火曜も水曜も木曜も金曜も、あまり好きじゃなかった。土曜は少し好き。明日があるって思えるから。

でも8日は、成人の日で休みで、いつもはこない吹雪センセイも来るので、今日は特別に、楽しい日だった。 私は人が見てないところで、嬉しくて走った。

続きも読んだ。わんわん帝國、小さくてきれいな八神くんは宇宙人。お兄さんがいるポチ姫もそう。しらいしという人はそうじゃない。

すていぬって本当に犬なのかな。それでもいいな。

犬好き。かわいい。

 吹雪センセイの姿が見えたら、八神くんの話をしよう。
私は走って、そして歩いて、立ち止まった。

みらのちゃんがはしゃいで吹雪センセイと話していた。

みらのちゃんが、こっち見る。

「おはよ。亜細亜」
「どうした。後藤」

なんだか急に、やろうと思っていたことが言えなくて、私は無理に笑った。

「ううん。なんでもない。おはよう」

八神くんのことは、秘密にしようと思った。

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