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zoom RSS ゲーム結果:イベント27 帝國からの密使

<<   作成日時 : 2007/01/30 01:59   >>

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「我たけきの藩藩王たけきのこはわんわん帝国を代表し、大統領閣下へ、かような会談の場を設けて頂けた事に感謝いたします。まず我ら帝國と貴国がこれまでに互いに争いあうことで血を流してきた事に遺憾の意を。そしてその血を流した者達へ哀悼の意を」

 にゃんにゃん共和国大統領タマは、欠伸を我慢していた。
帝國からの使者は彼の趣味にあう知的な女だった。犬というのが残念だ。

いや、そうでもないか。猫はそう言うことは考えない。どんな時も楽しいことを考える。そう、捕らえて飼いならすのも、また一興。

タマは、長い髪を床に落とす勢いで頭を下げた、たけきのこを見ながらにやにや笑った。思うだけなら自由であり、タマはこういう想像を巡らせるのが、大好きであった。

「おお、休戦条約ですか」
「はい」
 にこやかに笑うタマ。しみったれた廃墟となった藩国に興味はないが、まあ、リンクゲート一つならたいした戦果というものだ。200億にゃんにゃん、藩国一国くらいの価値はある。
この成果と休戦、国民には平和を望む大統領として映るだろう。問題はそれが選挙にどう影響するかだ。
にゃんにゃん共和国は戦いを好まぬと、一般では言われていたが、タマは別のことを考えていた。海法将軍はさして人気がなかった。彼は優秀だが政治家としては三流だ。と考えていたのである。

タマはたけきのこの声を聞きながら、これが哀れっぽい泣き声ならさぞよかろううな思いつつ、共和国の国民のことを思った。

国民はもっと人が死んで劇的な勝ち方をする戦いこそを望んでいる。と。

そう。政治は物語なのだ。海法は物語作家としては最低に近い。
民主政治と選挙には分かり安い敵が必要で、勝てる範囲での苦戦がいいのだ。

たけきのこは眼鏡を指でおしながら、何度も練習した口上を述べる。
「現在我らわんわん帝國へ戦闘を仕掛けているもの達、<根源種族>と言われるものたちが存在します。こ奴らは貴国へも戦いを仕掛けており、共通の敵と呼べる存在がある今、我ら犬と猫がが互いに争うことはやつらを喜ばすだけではないでしょうか」

 その点、根源種族では勝てる気がしない。犬はどうだ?犬は苦しいから休戦したいんじゃないか? こりゃ再選も確実だぞ。

タマの表情におびえながら、たけきのこは、それでも使者の役目を果たそうとした。
「今わが帝國はそのようなあなた方と鉾を交えることは得策ではないと考えるもの達も存在します。また根源種族どもとの度重なる戦続きで両国民は疲弊しているのではないでしょうか。国を治める者としてこれは大いなる悲しみです。これをこのままにして帝國と共和国のいがみ合いが続けば国の将来を担う子ども達の笑顔が絶えるのではないかと心が痛みます。この子らに平和のなんたるかを示す事が為政者の責ではないでしょうか。未来を担う子らのために下された英断は、貴殿の誉れとして後世まで語り継がれましょう」

拍手するタマ。
それが合図で、たけきのこは衛兵2名に両肩を捕まえられて引きずられた。

タマは笑った。問題は大統領面して各藩国をまとめようとするF.E.G.だ。是空嫌いの多いキノウツンあたりに牽制させよう。

そう、民の求めることをやるのが政治なのだよ。

「お話の続きは地下でききたいと思います。雌犬殿」
タマはそう言って笑った後、口を閉ざして開戦のシナリオを考え始めた。

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