14日目(朝)40 戦闘詳報 瀧川防衛戦(リアルゲーム方面)

14日目(朝)40 戦闘詳報 瀧川防衛戦(リアルゲーム方面)

 エースゲーム開始される24時間前から実際の戦いは始まっている。
戦闘準備である。

アイドレスわんわん帝國コースの藩王、自由戦士は戦力計算してはうがーとか騒いで大車輪で同盟や国民募集をすすめていたし、Aマホコースもα版ガンオーケストラA-DICでキャラ作りが進められていた。

とはいえ、Aマホコースの参加人数リクエストは20名。忙しいのは抽選にあたろうとしていたせいぜい40人くらいで、大部分は横から見ているだけであった。

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状況変化したのはエントリー開始直後である。
参加要望が多いどころかそれで争いがはじまりそうだったために、お祭りがそれではいかんだろうと、主催者側はそれまでアプローの涙の内部処理系と一部のエースゲーム用にしか使われていなかったAの魔法陣Ver4(現行はVer3)を解禁、ゲームを告知したのである。リプレイブック2を待たない急な出撃だった。
参加人数は125人になった。

 にわかに場は騒がしくなった。

20時50分頃の儀式魔術支援チャットのセントラル・ロビーは阿鼻叫喚の嵐である。
一緒に部隊を作ろうと声をあげるもの、拾ってくれと言うもの、どんなキャラを作ればいいのかと尋ねるもの、初心者でルールが分かりませんという者でごったがえし、混乱を極めた。

1年前なら大混乱の末半数以下の出撃で大惨事だったろう。
だが状況は、1年前とは比べ物にならない。いくつもの夜を越えてきたのは物語の中の人物だけではない。

チームワークが構築されていた。
アイドレスの藩王の多くが第1世界でもとりまとめ役として機能を開始し、これらをモデルにしたプレイヤーたちが混乱を収拾、各隊ごとに処理を分散、人間を放り込んでは戦力化して戦場に到着させはじめていた。

結果的にリクエストである125人を軽く超えて人員を投入、ゲームを開始させている。