8日目(昼)21 芥辺境藩国防衛戦:戦闘詳報1 アイドレス(4)

 一言で言えば最初から芥辺境藩国での戦いは勝つとも思われていなかったし、作戦も兵員も撤退を念頭に組まれていた。

 敵の数を聞いて、藩王会議上では早々と勝利はあきらめられていたのである。
情報をとれるだけとって、撤退して最小労力の反撃に出れば良い。小藩国芥辺境藩国には悪いが犠牲になってもらう。むろん、住民避難については最大の努力が払われる。
小藩国群の同盟離脱も海法よけ藩国の参戦も、この流れの上にあることだった。

彼我の戦力差が分からない上に予算不足になりがちな各藩国としては妥当な判断であろう。
だが、彼ら藩王は重大な過ちを犯していた。

それは、

負けたらどうなるということを検討した形跡がないこと。

次に、負けて良かった戦いなど国家間上では過去も、未来永劫にも存在しないこと。

そして妥当な判断というそんなものには、にゃんにゃん共和国の共に和して自由の旗に栄光を与えるという大義と名分など、かけらもありはしないということである。

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 エントリー締め切り40分前になって、敵戦力の詳細情報や敗戦時の処理情報が出始めると、悲鳴があちこちから湧き上がり始めた。第5世界との連絡が切断されると、分かったのである。

 各藩国の足並みが狂いだし、F.E.Gの是空王(侯爵)が水面下で収拾に乗り出している。

 利己的な藩国のやりかたに嫌気がさして脱藩し、自由戦士として猫一匹だけつれて芥辺境国に到着する騎士も出た。
自由戦士として参戦したのは天河石(脱藩騎士)、ecotsuchi、カヲリである。

各藩国の対応は、遅きに失した。
作戦変更は、間に合わなかった。
同盟の変更も間に合わなかった。
有力な2大藩国、F.E.Gと、鍋の国のその両方を欠いたまま、結局のところ、各藩国は金や猫を融通しあいだせるだけの戦力をだして戦うということしか出来なかった。

動員兵力は以下の通りである。
るしにゃん藩国4機
海法よけ藩国4機
世界忍者国 6機 藩王自ら出陣(親征)
無名騎士藩国4機 藩王自ら出陣(親征)

世間一般で馬鹿呼ばわりされている人員から構成される国家ほど、この勝ち目の薄い戦いで戦力を投入している。彼らはたしかに馬鹿であったが、無名世界観の歴史でその表記を見るときは往々にして最大の賛辞が込められていることに注目すべきであろう。

 投入できたアイドレスは18機.自由騎士とあわせて21機が100を越える敵との戦いを開始することになる。

彼我戦闘比は5:1であり、個別戦闘力と防衛施設を勘案に入れない場合の単純頭数の損害予想は我が80%の戦力喪失で撤退、敵に与える損害は0%であった。仮に個別戦力が敵の2倍としても敵20%の戦力喪失損害に対して味方は40%の損害で撤退となっていた。

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