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zoom RSS 投票ボーナス2 源&金城

<<   作成日時 : 2006/12/30 00:05   >>

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恋愛百景(2)

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 残った源は一人。転がされて、うめいた後、英吏死ぬんじゃねえぞとつぶやいた後で、どうにか縄から抜け出そうと、モジモジした。

「何やってんのよ」
上から声。顔を上げる源。

「げ! 金城」
金城、ちょっとムッとしたか。背筋を伸ばした。
「なによ、ゲって、そんなにお美しいこの金城様が助けてあげようかなって思ったのに」
「まてー! まてー。分かった俺が悪かった。金城様最高、いよ、美人、三国一」

金城顔を赤くして拳を握って口を隠した。咳払い。

「ま、まあそんなに言うなら助けてあげないこともないかな」
綺麗な翠色の瞳をちょっと伏せて、金城は言った。
「いよ、大統領、いいねいいね。金城様、もう映画女優並、いや、グラビアアイドルなみ」
跳ねながら、源。
すげえ美人、こんなおしとやかな人見たことねえ、金城やっさしー。

源としてはこの状況から助かりたい一心でまくし立てるが、この空虚な言葉を聴くうち、金城はちょっと、傷ついた。天下無敵の元気娘だが、好きな男にそういうことを言われると、簡単に傷ついた。ついでに、数日は後を引いた。

「お、おい」
源、背を向けた金城を前にあせる。

下をむいて口を開く金城。
「やっぱり助けるのやめる。ずっとそこにいて幻獣の餌になればいいのよ、バカ」
「うわくそ、ひっでーぞ!この裏切り者、ブスー!」

金城、戻ってきて簀巻きの源を4回蹴った後、泣きながら走った。
源、びっくり。蹴られた時、頬に涙があたったのだった。

「待てよ!金城!」 とっさに源は叫んだ。
「誰が待つか!バカ源! このデブ専ホモ!」
金城、今だ恋敵は英吏だと思っていた。本人が聞いたらぶっ倒れるだろう。
「まてやコラ」源。目が半眼。続いてあわてた。
「あ、いや、待て!」
金城、とまらない。
「俺を助けないでいいからっ」
源がそう言って、やっと止まった。言葉の内容で止まったというより、その必死な言葉の響きで、呼び止められた。

「嘘ばかっり」
背を向けたまま、ごしごし目をふいて金城。
「嘘じゃねえよ。バカ」
言葉とは裏腹に、優しい声で源は言った。
「あんたにバカなんていわれたくない。私、ガッコの成績はいいんだからね?」
「はいはい。んじゃ、金城さんよ」
「バカでいいわよ。もう」
「なんだその言い方」
「アンタにさんつけて呼ばれるくらいならバカって言われたほうがいいのよ!」

 睨み合う二人。翠の目に涙っぽいものを発見して、源は激しく動揺した。

「じゃあ、金城」
「最初からそう言えばいいのよ。いつも見たいに」横を向いて金城は言った。
「はいはい。それであの、お前」
「なによ」金城、源に正面から見られると、顔を見れなかった。
「何で泣いてるんだ」
源、直球。

金城はあわてて目元を指で押さえたあと、わめいた。
「バカじゃないの、なんで私が泣かなきゃいけないのよ、冗談も休み休み言って!」
「そっか」
納得する源。驚く金城。

「そりゃそうだな。わりわり。めんご」
源は金城が泣いたと思ったときの動揺を落ち着けながら言った。

唇をかむ金城。源に気付かれたくはなかったが、源に気付いて欲しかった乙女心である。
「んじゃ、もういっていいぜ」
源にそう言われて、金城大爆発、源の足を掴んでジャイアントスイングで遠くに投げ飛ばした後、今度こそ本当に泣いて帰った。

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