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zoom RSS ガンパレードオーケストラ 青の章 外伝(1)

<<   作成日時 : 2006/07/08 04:40   >>

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 古きテイタンの血を引くコーゼ・サートは雪を冠に抱く峯の上に昇り、目をつぶると、騒ぐ風の精霊達に意識を飛ばした。

 自分が消えていく感覚。

いくつもの風の精霊が移動している。 凄い勢いで雲を動かし、王の下へ集まっている。
その数は5万はいようか。その風を追って旅をする01ネコリスたち。

そして。

コーゼ・サートは親切なネコリスの視界を”借りる”と緑の草原を幻視した。
良い天気だが強い風の中、ゆれる草原の上を01ネコリスが見上げている。

 女の姿をした風の精霊達がいくつも飛んでいく。
これだけの精霊に慕われる王は、どんな人だろうとコーゼは思ったが、すぐに意識を切り替えた。

 今は親友、鼠の騎士ジャスパーのほうが、心配だった。
身の丈で100倍、体重で2400倍違う一人と一匹だったが、心は確かに繋がっていた。
ジャスパー。鼠だけど騎士の鑑。正義に忠誠の誓いを立て誰にも槍を預けずに損得を超えて小さな剣を振る、心は大きな騎士。

コーゼ・サートは古きテイタンの血を引く故に巨女だったが、可憐に涙を拭くと何も言わずに旅立った友をネコリスと探した。

何も言わずに旅立ったのは優しさだと、コーゼ・サートは確信している。
私に考えを告げれば、私が手伝うことを友誼に厚い騎士は知っている。

”A friend in need is a friend indeed.”

コーゼ・サートはそうつぶやくと、たくさんの01ネコリスたちの視界を借りて次々と風景を見て行った。バカなジャスパー。貴方が私を想うように、私も貴方を思っている。

 見つけた。

物を言う賢い白馬のエクウスの背に乗り、ジャスパーは旅をしていた。
誰に貰ったのか、食べ物の包みを背に乗せ、白馬はまっすぐ東へ走っていた。

そのままいけばゴントファリアね。

あい分かったわ。

親切なネコリスに最大の礼を告げてコーゼは目を開き、巨猿兵も一撃で叩き潰す巨大な棍棒を軽々と手にとって片手で廻すと、スカートの裾を優雅につまんで峯を駆け下り始めた。

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