カウンターアタック作戦 戦闘詳報5 第1トラップ突破

 組織編成上における悪手。意見を言う機会である会議を多発させることである。会議は最小限にしなければ、収拾がつかなくなるからだ。後から後から不安や問題点、本人としてはまことよいアイデアを思いついてはそれが場に出て、進むべきところを失うからである。
 切り捨てれば不満になり、検討すれば時間がかかる。採用すればやり直しになる。 分かりやすく言えば効率が極度に悪くなり、効率をあげるために切り捨てを増やせば、不満が激増する。

 その悪手を、やってしまった。

 実際においてカウンターアタック作戦はこれまで以上にプレイヤーの(指揮に関する)不満が多かった。開催までの期間が短かったので効率重視にせざるをえず、これが不満を増やしたのである。 動員かければ勝てますよというのは所詮机上の空論、実際やれば戦って部隊編制する段階でボロボロになって敗北すると、SD(芝村)はこれまでのデータから分析しており、向かうところ敵なしと戦記に書かれ、常勝で知られる小太刀も今度こそ終わったと、喜んだ。

しかし、プレイヤーグループはそうそう簡単に瓦解しなかった。
予想をはるかに越えて組織としての形を存続させ、すなわち喧嘩わかれしててんで統制を欠いたりせずに、実戦に望むことができた。デストラップを無策で切り抜けることをやってのけたのである。

彼ら、すなわち全ての参加者がやったこと。我慢と忍耐である。
数日で集められたとは思えない士気の高さは白いオーケストラに続いて存分に発揮され、沸騰点を越えないレベルで不満の押さえ込みに成功した。
小太刀の出身母体である某匿名掲示板の面子はそのシステムの性質上、烏合+こらえ性がないので、かならず大規模反乱を起こすとSD(芝村)は、小太刀最大の失策は出身母体に頼んだことよと、にやにや笑いながら予想していたが、これのあてがはずれた。

SDは間違っていた。彼らは寄せ集めの有象無象ではなかった。彼らの大部分は小太刀のように、無名世界観について理解もあれば愛もある個々の集まりであった。ついでに言えば負ける気はまったくなかった。
SDは間違っていた。そう、彼らは敗北よりも我慢と忍耐を選んだ。この際全部をおいといても、敗北は悪だと信じて疑わない、彼らはゲーマーと呼称される人種だった。

そしてこれは、まったく全部の参加者においてそうであった。
優秀な小隊長とその補佐たちの働きと、なにより優秀な参加者達の献身は、白いオーケストラに続いて遺憾なく発揮された。

 結果、問題を越えて、出身母体の区別はあれ、巨大な歯車が噛み合い始めたのである。

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