|
「ついに私の出番のようですね」 ナース帽をかぶりながら、善行は女物の看護士の服を着た広い背中を見せた。 鍛えまくっている関係で、その背は鬼が泣いているようにも見える。盛り上がった筋肉が顔のような陰影をつけるからであった。 「高機動善行 ただたか 夢の20代(端数切捨て)吶喊します!」 もはや善行のただれた変態主義の暴走をとめる原もカンナちゃんもいない。やりたい放題の善行は己の身体の中に眠るビッグビィィストを解き放つと両手をあげて魂の絶叫しながら走った。 やっほーい。とひゃっほーいの中間くらいの音である。やとひの間のひらがなはないので読者で合成していただきたい。 そして顔を上げる善行。 キラキラ輝きながら放物線を描いて飛んで行く竜造寺を見た。川に落ちる。 眼鏡を指であげ、川を見る。なんだか気持ちよさそうな竜造寺、直後におぼれ始める。 善行はシリアスな顔に戻ると、待っていてくださいと叫んで、川に飛び込んだ。 NOTボーナス ガンパレード・オーケストラ緑の章(60)へ |
| << 前記事(2006/04/23) | トップへ | 後記事(2006/04/23)>> |