斉藤奈津子(なっこちゃん)からの脱出 第2ターン追記

英吏の投げたソフトボールのボールは、源の丈夫なことで知られる後ろ頭に、当たった。
派手にぶっ倒れる源。 その光景を呆然と深澤と結城が見ている。

 0.5秒で立ち上がってボールを投げ返して走って英吏首筋をつかみ、わめく源。
「てんめぇ!どこのソフトボールで味方の頭にボール投げるんだ!!あぁ!?」
「ふっ、貴様の間抜け面がいかんのだ。腹が立つ」 
 実際英吏は、腹を立てている。もっとも源とは全然関係ない。

顔を下から上まで真っ赤にして叫ぶ源。
「なんだとこのデブ!」
「面白い、やるか」
 源は、思いっきりグーで英吏を殴った後言った。
「当たり前だ! バカヤロウ!」
 ゆらりと立ち上がり、にやりと笑う英吏。

「いいだろう。来い、健司っ!」

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「な、なんですかあの人たちは!」
 深澤は、突如始まった味方同士の大乱闘に、開いた口がふさがらない。
バッターボックスに立っていたコガも、首をかしげていた。 外野を守る黒猫は、蝶を追って跳んだり跳ねたりしている。

これだから不良はとつぶやき、駆け寄りながら大声をあげる深澤。
「もう!やめてくださいよ! スポーツで勝負つけるとか考えればいいじゃないですか!」
「黙れ」×2  源と英吏は同時に言った後、大喧嘩再開。

 深澤は10秒考えた後かを真っ赤にして拳を振るわせた後、丁寧に眼鏡を畳んでコガに預けると、バット持って二人に殴りかかった。不良よりエリート少年のほうが切れると怖い。

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 一方その頃、女扱いされない火焔以外の女子生徒は、短距離走の手?を休めて、並んでおしゃべりしていた。一人紅だけが、離れた場所から英吏を見てはらはらしていた。

紅の様子に気づいて、遠くを見るため、綺麗な吊り目を細める金城。口を開く。
「ねえ、男子がバカやってない?」
隣の雪子は、先内の心配ばかりしていた。意識を現実に戻して、口を開く。
「え、ええ。そうですね」
「何喧嘩なんかはじめてんだろ。まったく」
そう言って突然屈伸運動する金城。
「何してるんですか」
そう尋ねる雪子に、金城は凛々しく口を開いた。
「準備運動。見れば分かるでしょ」
「いや、だからそれで何をしたいのかと」
なんとなく分かったが、汗を流しながら尋ねる雪子。
胸を張る近状。
「決まってるでしょ。マッハの蹴りで仲裁してくる」
 雪子がとめるより早く、金城は全速移動。何やってんのよ! ゲン!という声を聞いた。
目を強くつぶる雪子。

怒号。

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