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zoom RSS NOTボーナス ガンパレード・オーケストラ緑の章(48)

<<   作成日時 : 2006/04/18 00:14   >>

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 茂みから顔を出したのは源である。
「どうする英吏」
冷静に考える英吏。顔をあげる。
「雷電4匹あれば一撃離脱はしないでいい。降りて別動、蹂躙しよう」
「えー、待機? ここまで来たのに?」
 鼻にかかった声で文句言う結城火焔。
英吏は悪い癖が出たなと思いながら、口を開いた。
「俺達2人は怪我人だ。いたわれ」
「いいわよ。じゃ、突撃しよう」
 なにがいいわよなのか、英吏と源の手をとって歩きだそうとする結城火焔を、紅が、片手を延ばしてとめた。涼しげに見る。
「しばむら、は バルトが守る」
 英吏との会話を打ち切るように言う。
源と火焔が、照れた。英吏は照れ隠しに眼鏡を指で押した。

口を開く英吏。どうでもいいがこの人物、一族の伝統か、照れ屋で奥手で明晰な頭脳が恋愛になると全く働かなくなる上に持って回った考えをする性質があった。

「まあ、それはともかくだ。いくぞ、源、火焔」
「お、おお!」
「おー」

 黙って目を伏せた紅を見ずに口を開く英吏。
「いくぞ紅」
凛々しい顔をあげる紅。
「わかった」

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茂みから木立、木立から野原へ。
十を越えて居並ぶゴルゴーンに襲いかかったのは四匹の雷電である。
 気配を殺し、至近距離から襲いかかった。

 護衛はゴブリンリーダーたちだったが、即座に蹂躙された。相手にもされずに踏みにじられ、殺された。

 たいして近接戦闘力のないゴルゴーンに飛びかかり、その目を戦闘腕でつぶした後で首筋を食いちぎり、雷電は心から喜びながら四匹が一対を狙って狩りを開始、一匹づつ順番に血祭りにあげていく。

 首筋をかみ砕かれ、横倒しになって痙攣するゴルゴーンの柔らかい腹を爪で裂いて内蔵を引き出し、雷電は食いちぎった。
獲物はたくさんある。手早く肝を食いちぎり、残りを食い散らかして次なる獲物に襲いかかった。

 雷電にしては珍しく、あまり積極的には殺したがらないコガに、結城火焔は不満そう。バカ犬、駄犬! グリンガムなんかに負けるなと、叫んだ。

エステルは目をそらし、その盾になるように英吏が立った。源もまた、面白く無さそうに惨劇を見ている。

人間と雷電の違いは殺し方の違いだけ。だがそれゆえに、雷電に育てられた火焔以外は繰り広げられる光景に不快感をしめした。自分たちが命じたことであっても。

 三分でゴルゴーンは全滅した。

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