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zoom RSS NOTボーナス ガンパレード・オーケストラ緑の章(26)

<<   作成日時 : 2006/04/02 21:51   >>

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 源と英吏は金城から、ひどい濡れ衣を着せられて目を回していたが、そこから立ち直ると互いに金城はカルシウム不足だと、言いあった。

「なんだあのスケは。見たか英吏」
「変なところは見えてないぞ。俺が見ていたのは迫る靴底だ」
「見えていたら死んでますよ。マジで」その場にいた深澤が口を挟んだ。
「なんだろうね、いつにも増して怒っていたけど」腕を組む竜造寺。
「しらねえ。やっぱカルシウム不足だろ」
「ふむ。金城にはカルシウムの豊富な食い物が必要だな」
英吏は、殴るなら源だけにして欲しいと思う。見てる分には、とてもいいものなのだが。

顔を上げる源。

 そそくさと、というよりはおっかなびっくりそそくさと、という表現が一番正しい感じで柱空歌は、柱の影から源の前に現れる。

「げ、源くん……」
「よぉ、くーちゃん」
 源から名前を呼ばれただけで空歌は顔を赤らめて幸せになってしまったが、だがここで倒れる訳にもいかなかった。勇気を出して、小さな声を出した。

「手、大丈……夫……?」
「ああ、かすり傷だ」
 強がる源を笑う英吏。
「入院数日だな」
「黙れ、英吏」即座に言い返す源。
胸に手を当てて大きく息をはいて、あからさまに安堵する空歌。
源は、空歌の行動の意味が全然分かってない。優しく口を開いた。
「どうしたんだよ。くーちゃん」
「よかったって。重症だったら私……」
「ふん、そんなものは見れば」
 突っ込み途中で源に殴り倒される英吏。殴った手の指で鼻をさすった。
「へへ、さんきゅ」

 し、幸せですと空歌は思ってよろめいた。

 足音。髪を逆立てるようにして、あわてて空歌は逃げだした。
金城さんは何もしないが、でもにらまれるのが、空歌は怖い。

「じゃ、また来るね。紫苑くんも」
「へっ、遠慮なんていらねえよ」

 小さくうなずいた後、駆け出す空歌。

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源は、空歌の後ろ姿を見て、笑った。
「いやー。かわいいなあくーちゃんは」
同意は、なかった。あれ、と周囲を見る源。

代表して竜造寺が口を開いた。

「うん? ああ、いや僕は正直に言うと、柱さんは苦手で」
「なんでだよ。かわいいじゃねえか」
 深澤、竜造寺、英吏は同時に源を殴った。
男たちは全員が同時に世界一かわいいのは金城だと考えたが、金城の幸せを思って何も言わず、ただ源をよってたかって殴るだけですませた。

「ちょ、ちょっとまてやお前ら! 何この仕打ち!?」
「知らんな」英吏。
「少しは考えたがいいね」竜造寺。
「この件については僕は源さんの敵にまわらせてもらいます」深澤。

「なんだそりゃ!?」
源の抗議に、口を開く英吏。
「いいから素直に殴られろ」

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