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zoom RSS 戦闘詳報4 主戦線の崩壊 戦死10 大敗

<<   作成日時 : 2006/03/05 21:58   >>

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 主戦場は互いに厭戦気分で積極的に戦うこともなく、百年の平和を護ろうとする未来からの地球派遣軍と、青森守備隊がにらみ合う状況であった。
 青森守備隊のほうが、数的にも火力的にも劣勢である。結果青森守備隊は、援軍を待ちながら持久の構えを取った。

 状況が動くのは戦闘開始から5時間後、三々五々火星に向かった部隊が各個撃破されて戻ってきはじめてである。

ドランジ行方不明、ヤガミ意識不明という報がもたらされ、派遣軍は浮き足立った。
このタイミングで青森守備軍が動けば事態は派遣軍崩壊の方向で大きく動くはずだったが、指揮を執る野口直也は動かなかった。

 靴下から連絡が入ってきたからである。
野口は黒いコートから丁寧に折りたたんだ靴下を取り出すと、これを広げて耳に当てながらしばらく話し込んでいたが、直後に部下に積極的な攻勢を禁止し、順次本部への撤退を命じた。

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 檀鷹が苗字で名が団輔というこの人物を、だんだか・だんすけと呼ぶ。
一度軍を退役して家に帰ったにもかかわらず、再志願してきた渡部という変わった女の子に入れ込んでいる男である。

どう見ても攻勢のチャンスにもかかわらずに出た撤退命令に首をかしげていると、渡部と、えーと名前なんだっけ、そう村田さんだ、という女の子が話し込んでいるのが目の端に映った。

 二人とも、部隊を抜け出して走り出していく。
おいおいそれじゃまるで脱走だよと、団輔はついていった。

「何やってんだ」
「見て分からないの。撤退よ、撤退」
「そっちは病院だが」

 村田が、走りながら渡部に言った、
「気絶させちゃおうか」
「うーん」

どうも自分のことを話しているらしい、あせる団輔。
「いやいやいや。あーもう、分かった。!つーかこんな無意味な戦いで死んでもしょうがない。俺から離れるな。案内するから」

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6時間目。午後1時。

 派遣軍は撤退する青森守備隊の追撃をしなかった。正確には出来なかった。
火星に移動しようとしていまだに移動に成功しない50以上のRBの再編に時間を取られ、
さらに後方に新しい敵が出てきたのである。

白と、黒にそれぞれ塗られた双面双胴八本腕の巨大なRBである。

これが、最後列で守備を固めていた4機(一体は撤退に失敗している)のRBグローリー 式典仕様に襲い掛かったのである。
周辺にはまた火星への移動を待つ10体ほどの水中戦仕様の希望号改がいたが、これにも被害が出た。

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御浜 康熙というグローリー乗りは、ついていなかった。
撤退判定に4回連続失敗したあげく、防御判定に失敗して2機のエースキラーによって16分割されて投げ捨てられた。

 直後にはじまる凄惨な戦いは、戦いと言うよりも虐殺に似ていた。
派遣軍は士気が崩壊し、部隊総崩れになった。
 青森守備隊が下がったせいで出来たスペースに逃げ込む形で、派遣軍はどんどん下がる。

一部は青森守備隊の殿軍をつとめる74式戦車を追い越し、本部まで逃げている。

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 リーダーを失った派遣軍は、士気と再編判定にも手間取った。
元から、指揮能力の高い人物が少なすぎたのである。

 再編に成功したのは74式戦車(改ではない)で乗り付けたサーラがたどり着いてからである。

 サーラは元から戦いを極度に嫌う性質だったが、爆発するヤガミの頭部から記憶ユニットを抜き出すために両手を激しく火傷しながら、これ幸いに一度やってみたかった指示を出している。

「降伏するから一緒に戦いますと言って」

 それはサーラが、これさえいえればどんな戦争もなくなるんじゃないかと思っていた言葉だった。


 対する守備軍の指揮を執る野口は、サーラと通信で会話しながら、いかん。工藤くんが僕の好みなんだがなと頭をかきながら、降伏の申し出をありがたく受ける、即座に共同戦線をはるための準備に入られたしと返信を返した。

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