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zoom RSS 戦闘詳報2 <火星撤退戦> 戦死46 完全敗北

<<   作成日時 : 2006/03/04 19:29   >>

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その世界では神々でしかみることの出来ない高みで見れば、類稀な好天によって、その日は、ワールドタイムゲートをよく観察することが出来た。

雲を切るように巨大な白い環。それが、開放すれば本来は地球どころか銀河系の腕の一つを簡単に包み込むほど巨大な世界最大のワールドタイムゲートである。

銀河系から見ると少々いびつな位置にありながら、そこがたまたま知的種族の発祥の地と重なっていたために中央世界門=セントラルワールドタイムゲートと呼ばれるようになっている世界と世界をつなぐ門である。

その環が、どんどん崩壊していた。
小さくなり、赤い光をあげて姿を消し始める。

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 百年の平和を守るために、”化け物”を殺すために未来から青森に下りたった部隊の多くが、この事態に激しく動揺した。ゲートの崩壊はあまりにも急で、気づくのはあまりにも遅すぎた。多くの部隊が足並みを崩して、対応にばらつきが出た

それまで不参加表明しておいて言を翻して例によって眼をぐるぐるにして統一作戦を立てていた海法は、この段階で完全に道化と化していた。

 前哨戦に出ていなかったこと、情報を十分に見ていなかったこと、にもかかわらずリーダーシップを取ろうとしたこと。全てが、裏目に出ていた。
事の最初から暫定対処とも言うべき次善の手どころか五善の手だったが、この時点でそれよりもかなり下回る状況になりはじめた。

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REPLAY.

 火星までたどり着くワールドタイムゲート上には、200のRBがいた。
いずれも、気持ち悪いほど端正なデザインをしており、これまでのRBとは根本から異なる思想で建造されている。

微動だにしない。鋼鉄の戦士たちを率い、一人の黒服がゲラゲラ笑っている。
この戦域を任されたイヤーワーカー、KOだった。

「10、20、30、いや、もっと……50を超えている」
同じイヤーワーカーである。OKが笑う。データを見ながら、あざけるように笑った。
「じっと閉鎖世界にいれば死にはしなかったものを」

KOは笑いすぎて涙をぬぐいながら相棒にうなずくと、間抜けが過ぎる敵を見て口を開いた。
「思ったより数が多いな。これはあまり期待してなかったが第5世界側でも成功するかもしれん」
「一度勝って浮かれていると見える。まあいい。丁度いいテストだ。MAを出せ」


 一際巨大な8本腕のRBが、ゆっくりと切り離される。
東部の前後に取り付けられた双面の表情はいずれも微笑んでおり、それがひどく、皮肉そうに見えた。 ”エースキラー”という、至極単純明快な名前を与えられる。


OKは言った。
「最初から足どもなどを使わずに、われわれを使えばよかったのだと教えてやれ」

 人間の目では薄くしかみえない長い炎をあげながら、”エースキラー”は三々五々にやってくる火星を目指す部隊へ攻撃を開始した。


虐殺が、はじまった。

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 統一した作戦から集団で脱落したため、非難された人間が居る。
エースである鷹月以下の自称鷹月小隊である。
予備である2名をのぞく10名が、火星に急いでいる。
 緊急で一斉に足並みをそろえて行動できることからも、これでも実のところ、全参加グループ中もっとも統制が取れた部隊であり、士気も高かった。

 集団脱落した結果、全体の作戦に大きな穴が開いたせいで、他チームからは非難が集中する事になったが、状況の激変と事前の作戦に酔ってそれへの対応が遅れた状況を考えれば、このことが良い事だったかどうか、微妙なところである。
少なくとも敵の狙いに対応して戦うという点では、彼らは一歩も二歩も先んじていた。単に後先や他人の迷惑を考えてなかっただけである。そういう意味でいっても、良くも悪くもあった。

この件については”ヒストリー”も、”戦史”も、評価を留保する。
全体結果から見ても、個々の判定結果を見る限りにおいても、今回の評価は難しい。

 なお、隊長である鷹月雅樹はエントリー書式ミスを間違えて失格であり、彼の人気はさておき、お粗末な実力を示す結果となった。

あるいは真の意味で敵前逃亡したのかもしれないが。

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 書式ミスという間抜けな理由で隊長不在でも、鷹月小隊は鷹月小隊だよなぁと言ったのは、南部恭介である。
 そして、まあ、所詮はこんなものかと許すことにした。実戦において鷹月がさして戦力でないことを彼は知っている。それに、この状況ではそれが一番いい結果だったのかも知れない。


 戦況は、すでに最悪を超えていた。30を超える味方がすでにばらばらになってセントラルに流されている。残った味方の3分の2はすでに5対1以上の戦力を確保されて滅多刺しになっている。
 これだけの戦力があれば何の策も弄しないでも直接対決で奴らは勝てるんじゃないかと恭介は思ったが、続いて敵は、遊んでいるのだということに気づいた。

こいつら、俺たちの反応を楽しんでやがる。

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 エースキラーと言う名前のRBは、島地 士希の乗るRB希望号改陸戦仕様から順に、破壊を開始した。
最初に手足を破壊した後に4本の腕でこれをつかみ、コクピットにゆっくりと剣を突き入れるという戦い方である。逆上して助けようとして突撃したRB達は、残る3本の腕で一発で胴体を撃ち抜かれた。

戦闘開始から4時間で、海法が士気を鼓舞して一部がたどり着けばいいんだと言い張っても、戦略的も戦術的にも完敗という状況が出来つつある。火星までたどり着けた(移動判定に成功した)プレイヤーも有名キャラクターも一人も居らず、5時間目の段階で、突破は最大のリスクをおっても完全に無理だという状況に陥った。

 この状況から、最後のあがきがはじまる。

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 隊長不在の鷹月小隊は、身を捨てて残存した味方が第五世界側に逃げ戻れるように統一した時間稼ぎを開始した。
部隊全員が統一して協調行動をとり、かつ性能がまとまっていた関係で鷹月小隊だけが唯一まともに組織だった戦いをしている。 敵200のうち10でも倒せたのは鷹月小隊のおかげといってよい。

これが、ヤガミを守る女騎士?たち22名(生き残り6名)と協力して最後の戦いを開始した。
全滅確実な戦闘状況でかつ撤退成功率は1/6(1d6して6のみ成功)という状況であるが、それでもこれが一番ましな賭けだった。

鷹月小隊で一番エントリーがはやかった朧優介が叫びながら切断される。

 撤退失敗。ヤガミにも攻撃が繰り返される。しかし、99%ゲーム開始前に死亡するバランスにもかかわらず最後の最後まで石田咲良に延命につぐ延命をもたらしたライト層の加護が、ヤガミを救った。

結局これが、決め手になった。撤退4度にしてようやくヤガミは撤退。笑えるほどヤガミのためについていたテンダーフォックスのせいで後2、3度の打撃に耐えられるほどにはヤガミの加護は残っていたが、これ以上味方が死亡すると戦力不足から撤退成功率は0%になる状況だった。
鷹月小隊と最後の女騎士が全滅したのはこの次のターンである。

戦死した鷹月小隊は以下の通り。
木津川梅雪
昇月経子
守屋真琴
イイダ・ムサシ
魔星K
霧狗美花理
南部恭介
水無月浅葱

もっとも最後までヤガミを守って倒れた女騎士?は、はるか・ユール・ヴェーダであった。

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