NOTボーナス ガンパレード・オーケストラ緑の章(19)

 英吏、斎藤に拉致されるの報は即座に部隊(と言っても当事者いれても22人しかいないのだが)に鳴り響き、急遽善行の指示の下、救助部隊が組織されることになった。

 隊長は竜造寺紫苑、副隊長は先内剣である。また、平隊員として深澤正俊と結城火焔が参加していた。

なお、源健司は「いいじゃねえか。やつはまんざらでもねえはずだ」と言って参加せず、金城は足がからまって解けないじゃないと源をゲシゲシと蹴りながら、今取り込み中だからと言って参加していない。

「なんだか大げさになってきたなぁ」
竜造寺はそう言って苦笑しつつ、先頭で歩いている。
続く先内は真面目な顔付きでついて来ていた。
続く深澤は金属バットを持って来ており、結城は彼女の雷電であるコガを引き連れて歩いて来ている。

「何が大袈裟ですか。マジ英吏さん死にますよ」
そう答えたのは、深澤である。彼は斎藤の包帯巻きの実験台にされて首をしめられて殺されかかっている。

「確かに、そうだね」
 とは先内の言。
「僕は義眼に注射器が刺さったよ」
先内の言葉に、足を早める竜造寺。
「ちなみに竜造寺さんは、なんで英吏さん助けにいくんですか?」
 小走りになりながら深澤が竜造寺に問うと、竜造寺は苦笑して言った。
「君達と同じ、同病相憐れむさ。僕は点滴で消毒薬を打たれるところだった。あやうく戦死するところだったよ。死にかけたのは僕だけかと思ってたんだけど」
 先内は足音を聞き分けて正確に竜造寺の後を走っている。
口を、開いた。
「それなら事故死じゃないか?殺人かもしれないが」
笑う竜造寺。
「英吏なら戦死扱いにしてくれるよ。そう言うところだけは妙に親切だから。結城さんは?」

「あ、あたし?」
考えた後、赤毛を揺らしてえへへと笑う結城。
「英吏が死んでたらコガの餌にしようと思って」
竜造寺は苦笑というよりは口の端をこわばらせて言った。
「コガ、お腹壊すよ」

「そうですよ、結城さん。英吏さんじゃ雷電も食いませんよ」
深澤は、眼鏡を指で押しながら言った。
先内はため息をついて口を開く。
「突っ込むところはそこだけなのか」

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