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zoom RSS NOTボーナス ガンパレードオーケストラ白の章(31)

<<   作成日時 : 2006/02/24 02:50   >>

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 岩崎を見送った竹内は頭をかいて岩崎さんを怒らせたなぁと、考えて頭を掻いた。
何が悪かったのかを考える。

思いつかなかった。 竹内という人物は、そ端的に言ってう言う人物である。それで、10秒途方にくれた後、まあでも前向きになんかしなきゃねという気になった。

どうしようかと考え、追ってやっぱり遊びにいきましょうよと言おうかなと考える。
自分なら2回誘われたら不機嫌を横にどけて喜んで行くよなと考えた。

それで、よしと駆け出そうとするときに、ツインテールの少女が目を細めてこちらを見ているのに気づいた。佐藤という小さな騎士を連れた鈴木、鈴木ファンタジアである。その鈴木に、声を掛けられる。

「竹内……?」
 めんこいけど、どうしてこう冷たく聞こえるのかなあと思いながら、竹内は驚いた振りをして見せた。にこにこ笑う。 竹内は自分だったら喜ぶ反応を人に施すのが主張らしい主張の人物であった。
「え、鈴木さん?うわぁ。珍しいねぇ。どうしたんだい?」

 どこか哀れむような目の鈴木。口を開く。
「貴方、岩崎から嫌われているわよ」

 笑う竹内。どうも自分は、察しが悪いと思われる性質らしいと、可笑しかった。
きっとこの才能を使えばすごい詐欺とか出来るよなあと思う。もっとも思うだけで、一生実行しないことを竹内は良く知っていた。だから、ただ笑って答えた。

「知ってますよ」
「そう、ならいいけど」
綺麗な青い瞳にやられたか、鈴木が不意に目をそらしたので、竹内も同じ方向を見た。何もなかった。精々校門である。
変な人だなと思いながら、鈴木の顔を見ながら優しく微笑んで口を開く竹内。
「ええ。でも、岩崎さん、なんかほっとけない人じゃないですか」
竹内に見られないように顔をそらす鈴木。髪が、揺れた。
「趣味の問題ね。見解の相違があるわ」

良く分からないところは飛ばしてうなずくのが竹内のいいところである。個人的に意味不明の鈴木の反応をうなずき一発で華麗にスルーして、竹内は腕を組んで考えながら口を開いた。
「僕は思うんですけど、ああいう人は放っておくと、いけないんじゃないかなあ」
予想外の答えに顔を赤らめたまましかめる鈴木。
「どんな風に? 一応、聞いておいてあげるわ」
「なんか寂しがりそうじゃないですか」

髪の毛を乱して2歩下がる鈴木。
しまった、コイツはバカじゃなくていい人だと、たじろいだ。鈴木という人物は、空先生のような人物も苦手だが、素直でいい人も苦手である。耳が遠いおばあちゃんも駄目だった。
鈴木はちょっとした道案内のつもりが北海道まで行って縁側で憮然とした表情でお茶して来たことがある。

意外に苦手なのが多いのだった。ちなみに山口も苦手である。何かにつけて鈴木に可愛い格好をさせようとする。どうでもいいが弱点多いプログラムだな。

「とにかく、そういう中途半端な善意は寿命を縮めるわ。じゃ」
 大股で歩き去る鈴木。佐藤は竹内に健闘を讃える少しだけの笑みを浮かべて見せると、すぐに鈴木を追った。

「うーん。どれくらいだったら寿命縮まないのかな」
頭をかく竹内。なんでみんなは駄目だというばかりでどうやればいいかと考えないのだろうと思った。
そして、いや、そんなことより岩崎さんを追おう。なんかあの人はさびしいあまりに危ないことだってやってしまいそうな気がすると考え、岩崎さんがすねないうちに走ることにした。

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