テンダイス

アクセスカウンタ

zoom RSS 式神3&瀧川ホームラン(打ち上げ)

<<   作成日時 : 2006/02/10 12:18   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

「せ、狭いぃぃ」
「わうぅん」
 はたしてどこで役に立っているのか銀河連邦の七不思議とも言われる昼寝上等の警察猫よりもさらに階級が低いF級捜査官レイカとその相棒にして探偵犬のヒューガは、手荷物カーゴに入れられて、銀河を旅していた。

 理論上はヒューガが普通の船室に入れられてレイカちゃんがその手荷物になるはずだったが、実際はヒューガが手荷物扱いで、レイカちゃんは手荷物の手荷物という扱いであった。

なお、手荷物と手荷物の手荷物は同じ扱いである。

さておきレイカちゃんとヒューガは90cm×70cm×45cmという透明な空間に押し込まれている。
ここに大型犬とまあ体つきとしてはほぼ成人の女性が押し込められているので大変な騒ぎであった。

「も、もう少しそっち行ってよぉー」
レイカちゃんはその頬を安全上の要請で透明な壁に押し付けたまま、言った。あと100パーセク程こうしていると考えるだけで髪の毛が白くなりそうである。
「馬鹿、お前こそそっちにいけ。こっちは俺の領土だ、半分個にしたろう」
ヒューガも透明壁に押し付けられたまま、言った。
というか、口からアンコ出そうな状況である。

一人も一匹も旅を初めて1時間の段階でトイレのことを考えたが、考えると恐ろしいことになるので二人とも思考停止している。

「えーん。レイカちゃん、もーヤダー」
我慢の限界でじたばたするレイカ。尻尾を尻で踏まれてレイカちゃんの手に噛み付くヒューガ。
「痛い!」
蹴り返すレイカ。
「そりゃこっちの台詞だ」
さらに噛み付こうとするヒューガ。涙目のレイカは手を隠したので仕方なく手近な膨らみに噛み付くことにする。

がぶっ。
「☆*+/Xg・」
 大変なところを噛み付かれたショックで顔を真っ赤にし、本気でキックするレイカちゃん。拍子に、服が破れた。

大喧嘩がはじまる。

/*/

 レイカの尻に押し付けられ、ヒューガの前足でひっぱたかれたブラスターは、復讐するように自動でスイッチを入れ、二人の乱闘の様子を無差別に中継し始めた。

 銀河中どころか歴史中に恥ずかしい映像が流れ始める。

/*/

 小カトー・タキガワと大カトー・タキガワと瀧川陽平は同時に同じ画面を見て鼻血を吹いた。

顔を真っ赤にしたレイカちゃんが長い髪で大変なところを隠して犬と大乱闘している。

 次の瞬間、エノラと遼子と萌は、口元をわななかせると即座に天誅を下した。なお、TVやアホ犬相手にではない。手の届く距離にいた男に対してである。

 衝撃。呪い。爆発。

エノラに殴られた小カトーは階段から7mほど飛んで3回床にバウンドして動かなくなった。
大カトーはアルゼンチンバックブリーカーを食らって床の上に沈んだ。その様は人間生け花であった。
陽平は救急箱を投げ付けられて、額に命中、そのままひっくりかえってテントの壁を突き破った。テントも崩壊した。

三連続ホームランである。

 動かなくなった3人は同時に口から何で俺がつぶやく魂を出し、そのまま手を取り合ってうなずきあうと、天に駆け上がって行った。

<瀧川ホームラン 了>

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
式神3&瀧川ホームラン(打ち上げ) テンダイス/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる