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zoom RSS 最終日 1 ゆかり戦記(1)

<<   作成日時 : 2005/12/17 03:28   >>

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 堀内ゆかりは萌えが分かる高校生である。スポーツバッグを肩に下げ、大股で歩くのが割と好きである。
 有名進学校までいってオタクデビューしたこの女は、今日も秋葉原で漫画を買い、電車に乗って漫画を読み始め、つまんないので速攻で古本屋に売ることにした。

 仕方ないと、ため息一つ。携帯を取り出してサイトにアクセスする。
ここ最近、ちょっと気に入っているネットイベントがあった。


 大絢爛舞踏祭である。

 このイベントがあるせいで、ゆかりはちょっと機嫌がいい。
何があるわけでも自分が得するわけでもないけれど、まあなんだかいい感じ。
浮かれて一個ライト板に書き込みしたのが個人的にイタイと思ったけど、まあ祭だしと、考えた。

 主催者は微妙に有名な魔法使いである。
なんの魔法を使うのだろうと、ゆかりは考えた。

それは、彼女にしてみればかなり小さな疑問だったので、駅から降りるまでに脳裏から抜け落ちていた。坂道をのぼって勤め先である立派なお屋敷に出勤し、裏口に回って口を開く。
「ういーす。オツカレーです」

 すぐに、髪の毛をカールした執事風の男が出てくる。ゆかりは、この人物を自分が好きなゲームになぞられえてミュンヒハウゼンと心の中で呼んでいた。

「よくいらっしゃいました。それでは仕事をおねがいしましょうか」
「がってん」
 ゆかりはそう言いながら、スポーツバックから制服を取り出した。
「あ、制服貸してもらってありがとうございました。イベントじゃ大人気でした」
「これくらいならいつでも言ってくださいませ」

 ミュンヒハウゼンは笑う。
「ありがとうございまーす。ここ、給料いいですし、いい職場です」
 それにメイド服着れるしなあと思う、ゆかり。制服はメイド服なのであった。
バイトはミニメイドである。未だ掃除しかやらせてもらってないが、ゆかりはそれでも、結構この仕事を気に入ってた。

「ではいつもの手順ではじめてください。ああ、それと、2階のゲストルームは、掃除しないでよろしい」
「えー、でもあそこいい加減掃除しないと」

 ミュンヒハウゼンは笑う。
「あそこはいいのです。では、頼みましたよ」
「がってんラジャー」
 あからさまに間違っている敬礼をし、デッキブラシと雑巾とバケツを持って、メイド姿のゆかりは階段を上がっていく。
掃除開始。真面目である。真面目にやって金を貰うことに喜びを見出せるのが堀内ゆかりであった。

 隣を、ミュンヒハウゼンと、良く話した事のない館の女主人が通っていく。
いつみてもすんげー美人だなあと思うゆかり。この人物にも、ゆかりは心の中で名前をつけている。 おんなじような経緯で、ふみこ、といった。

 なかなか出来すぎた設定だと思うゆかり。
そう思えば、世の中楽しい。くるくる回ってスカートのすそを広げ、掃除再開。
また携帯でアクセスしたら、ゲームはどれくらい進んでいるかなと考えた。

「谷口きゅんと石田りんがでてこねーかなー」
などと言いながらブラシがけ。 広い屋敷で一人で掃除していると面白いくらいに声が響くので、ゆかりはなるべく独り言を言うようにしていた。

 ちなみに前述の名前二人は、彼女が今注目している萌えカップルである。
新しい境地が開かれるかも知れない。自分にも筋肉ある彼氏ができねーかなーと思った。

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