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zoom RSS 12日目・翠色の髪の伝説 瀧川救出作戦(後編)

<<   作成日時 : 2005/12/15 14:41   >>

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 PLは2丁拳銃で連射しながら跳躍。
レイカは片手でお尻を隠しながら射撃。射撃。

 撃ち負けて、横に転がって避けるレイカ、砂だらけになってブラスターを構える。
目は、笑っていない。
その様を見て笑うPL。黒いサマードレスが、爆風とともに風に揺れる。

「お得意の相殺ショットも、2対1じゃ分が悪いようだねえ?」
「まだよ」

 レイカは静かに言った。
緑色の髪は砂に汚れても、いや、だからこそ二度と忘れられぬ輝きを帯び始めていた。
残弾は後2発。ピコンピコンとブラスターのメーターが点滅する。

「何が?」
PLの皮肉な笑顔に、レイカは堂々と言った。
「まだ勝負は終わっていない」
「いいえ、決まっているわ。プランナーが決めたのよ」
「そんな人知らない」

 レイカはゆっくりと右へ、右へ。PLの向けた銃口も、つられて動く。
笑うPL。

「何をやっても無駄よ」
「無駄じゃない」

 レイカは怒ると口調がかわる。子供ように頑固になるのだった。元々子供のような性格だが、怒ると頑固でまるで聞き分けのない子供にかわる。

レイカは言った。
「無駄なことなんてこの世には一つもない! 無駄だ、無駄じゃないなんて、その人が勝手に決めたことよ! 私はそんなことを信じない!」

PLは引鉄に手をかける。
「信じる信じないはどうでもいいわ。事実としてアンタは、ここで死ぬ」

そして言った。
「翠色の髪の伝説は、今日で終わるのよ」

引鉄を引いた。

/*/

レイカが一発を相殺した瞬間にもう一発の弾丸が、レイカの横に着弾した。
レイカが弾が外れた原因を探して横を見る。

大破した機体を捨てて、鼻を押さえた瀧川が機内備え付けの軽機関銃でレイカを支援し始めていた。機体を盾に、射撃。射撃。

レイカの顔が歪んだ。
「あー、!バカ、せっかくレイカちゃん逃がしてあげようとしてたのに!」
「恩人や友達捨てて逃げる奴は瀧川じゃねえ」

 瀧川家の家訓のその最初は、青の厚志の言葉の焼き直しである。

「なにがなんだか、分んねえけど! ……ついでに青よりも一歩先に大人の階段昇ったし!だから助ける! 絶対に!」


PLが爆笑した、軽機関銃の弾を後ろに飛んで避けながら。
「ああ。そうか、無駄じゃないって、そういうことだったか。だが残念だね、本当にこれでなにもかも無駄だよ!」
「そうでもない」

PLの視線が動く。

レイカをカバーするように人戦車たちが配置についた。
一斉砲撃開始。

最前列で悠然とやってきた軍神タカツキは、口を開いた。
「これだけの数がいれば、その厄介な銃の一丁分くらいの力にはなるだろう」

一緒についてきた出張鳥が、眼鏡を押して言った。

「翠色の髪の伝説は蘇る」

そして翠色の髪の伝説を見てうなずいた。
すなわちレイカを。

レイカはうなずいて叫ぶ。堂々と。
「これで互角だ、セプテントリオン」

/*/

 PLは横顔を聖銃に侵食されながら笑った。
「互角、互角だって、面白いね!」
「互角よ。私には友達がいる」

 レイカは尻を隠していた手をブラスターに添えて言った。場にいる男達全員が視線を逸らして友情に報いた。
歪むPLの顔。
「どんな時間犯罪者よりも時間犯罪者のようなことを」
「いいえ。今から流行るのよ。また再び、不死鳥のように」

 同時の銃声。

レイカは二発の弾を一発の弾で相殺し、よりにもよってブラスターを投げつけてPLをのけぞらせた。跳躍する、空中でその美脚を跳ね上げる。

 出張鳥は眼鏡を取って叫んだ。
「野郎ども!目を伏せろ!」

サービスカット踵落としが炸裂した。

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