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zoom RSS 3日目・昼 ガンパレード・マーチルート Eコース

<<   作成日時 : 2005/12/06 11:20   >>

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中村はその顔を緑の光に照らされている。
暗幕を頭からかぶり、野戦情報器の表示に、目を光らせていた。

「瀧川機、撃墜されました」
「搭乗員は?」
「死亡確実」

中村が暗幕の中でじっと待つ3秒。
善行は少なくとも冷静に口を開いた。

「零四を出せ。瀧川機の穴を埋める」
「これ以上城の南から戦力を引き抜くと……」
「仕方ないでしょう。北が突破されても、我々はお仕舞です」
「分りました」

中村は目をつぶって暗幕を払いのけると、無線機に取り付く。
目を瞑ったままコール。目が光に慣れると、また野戦情報器に取り付いたときに、厄介なことになる。

「青、青。聞こえるか。北側に廻れ。弾薬は整備長が用意している」

そして送話器を握り締めた。

「ついででいい。仇をとってくれ。俺のお願いだ」

 善行は二人の若宮と来須にうなずいてみせる。
戦車が抜けたその穴を、誰かが埋めなければならない。

 若宮が言った。

「いつでもいけます」

同じ顔の宮石が言った。
「ご命令を」

善行は立ち上がる。
69式突撃銃を渡され、うなずいた。

「中村くん、現時点をもって君の任を解く。野戦情報器を破壊後、残りの時間を好きにせよ」

中村は目を開いた。光に顔をしかめながら、口も開いた。
「その中には隊長と戦って戦死するって奴は含まれていますか」

善行は笑った。

「貴方の忠誠を、僕は受けます」

中村は笑ってうなずいた。
 中村は太っているためウォードレスを着れない。だから、銃だけを受け取った。

「最後の命令だ。本部へ通信。八島にいやさかの栄えあれ」
そして善行は青い目の来須を一瞥した後、言葉を続けた。
「この地で倒れた兵を思わば、後世、ともに最後まで戦った外国兵に特別な配慮を伏して願うと」

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