戦闘詳報2

 石舞台の上に一人。魔術師は立っている。
その日の熊本はひどく寒く、断続的に雪が降っていた。

 自然の地形が生み出した真円の場所。

ここで、二人の人物を送り出したことがある。
一人は娘達のために剣となり、一人は世界を超えて再会するために、行った。

息を吐けば白く、魔術師は、不敵に笑うと手を叩き、今はリューンもない世界にあって、魔法の行使を開始した。

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一方そのころ。 セプテントリオン基地

TYは自分の名誉母親だった束ねた淡い髪を一房、大事そうに抱きしめると、目をつぶったまま、部下の報告に耳を傾けた。

「基地への不正アクセスです。OVERSの存在・侵入を確認。すでに10層の防壁を破って我々の作戦計画書にアクセスしているようです」

 TYは笑った。
「ようやく時間犯罪に気付いたか。だが、もう遅い。残党の須田も、タイームガールも、もう動かせまい」
 そして目を開いて立ち上がった。

「この基地を爆破する。同時にカウンターOVERSを注入、セントラル周辺に待機させたアームワーカー群を投入して敵の支援部隊を殲滅せよ」
「支援部隊? ですか」

 TYは背を向けて脱出路へ向けて歩きながら口を開いた。

「奴らの手は見え透いている。困ったときのセントラル頼みだ。だが、そうはさせない。 この戦い、僕の勝ちだ」

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